ココナツ・ガールは渡さない 喜多嶋隆

初めて出会った時、君は野性的で、ココナッツの香りがした──。流葉爽太郎の新たな仕事は、南洋の島々におけるフランスの支援活動PR。アイディアを模索する折、あるカメラマンの回顧展に赴くためシンガポールへ。そこで巡りあった少女...

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蝶の力学 警視庁殺人分析班 麻見和史

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、つい...

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恐怖の四季 スティーヴン・キング

スティーヴン・キングの『ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編』と『スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編』、新潮文庫版。夏休みシーズンなので、ちょっと古い名作を久しぶりに読んでみた。読書感想文はどこにも提出しないけれど...

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雨の日には車をみがいて 五木寛之

梅雨入りしてから、雨は少ないながらも、ムシムシ、ジメジメした毎日に気分や身体の調子を崩しがち。そんな中でも、梅雨入り前に洗車機で撥水コートしておいた車のボディの上を、雨の滴がコロコロと滑り落ちる様が気持ち良く、沈んだ気分...

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田園発 港行き自転車 上・下 宮本輝

滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ―。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で桃いていた千春は、都会での生...

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蜜蜂と遠雷 恩田陸

幻冬舎から一昨年に刊行された、恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読んだ。第156回直木三十五賞と、第14回本屋大賞をダブル受賞した作品。当時話題になり、面白そうな題材だったので気にはなっていたのだが、これまで未読だったので、今さら...

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二十年かけて君と出会った 喜多嶋隆

再会は雪降る静かな夜だった。店にやって来た女性は、流葉爽太郎の中学時代の級友・菜摘。ふと淡い思い出が蘇る。もちろん彼女の訪問には理由があった。それは日本初上陸となる海外ファッション・ブランドの広告制作依頼。彼らの前に立ち...

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Hawaii Love Story 喜多嶋隆

喜多嶋隆の新刊、『Hawaii Love Story』が中央公論新社より。ハワイ専門雑誌の『アロハエクスプレス』に掲載された掌編が34編と、海とボート&ヨットの雑誌『パーフェクトボート』からの1編をまとめた掌編集。 どち...

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ペギーの居酒屋 喜多嶋隆

2年近く働いていた大手広告代理店で、居場所をなくしたペギー。退職を決意したその日、通勤経路とは反対にある千駄木へ、初めて行ってみたくなった。駅に下り立つと、団子坂下にある居酒屋に目がとまり、思い切って戸を開ける。聞けば、...

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幽霊塔 江戸川乱歩

時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は...

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舟を編む 三浦しをん

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作...

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向かい風でも君は咲く 喜多嶋隆

将来を左右する大会を控えた女子高生ゴルファー・夕花。彼女の元に試合中の殺害を予告する脅迫状が届いた! この危険な状況に警察がボディガードを依頼したのは、キャディーをしながらプロを目指す青年・哲也。日々を共にする中で信頼を...

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