鬼しぶ 辻堂魁

コスミック出版から刊行されている、辻堂魁の『鬼しぶ』を読んだ。同作者の「風の市兵衛」シリーズに登場する濃厚脇役・渋井鬼三次が主役になったスピンオフ作品だ。なぜか刊行元は違っているけれど。 時系列的には、鬼三次が市兵衛と出...

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花のお江戸ライフ ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル

富山県水墨美術館で開催されている企画展「花のお江戸ライフ ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル」に行ってきた。絵師やシリーズなどのしばりではなく、江戸の暮らしが描かれたさまざまな浮世絵を集めた展覧会だ。 旅行やメイク、ペットや...

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あきない世傳 金と銀 大海篇 髙田郁

宝暦元年に浅草田原町に江戸店を開いた五鈴屋は、仲間の尽力を得て、一度は断たれた呉服商いに復帰、身分の高い武家を顧客に持つことで豪奢な絹織も扱うようになっていた。だが、もとは手頃な品々で人気を博しただけに、次第に葛藤が生ま...

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みをつくし料理帖 髙田郁

ハルキ文庫から刊行されている、髙田郁の『みをつくし料理帖』。先日ケーブルテレビで放送されていた松本穂香主演の映画『みをつくし料理帖』を見たあと、原作をまた読みたくなったので本棚から引っ張り出して再読中だ。 享和2年に大坂...

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歌川広重 二つの東海道五拾三次

高岡市美術館で開催されている企画展「歌川広重 二つの東海道五拾三次」。歌川広重の代表作『東海道五拾三次』の「保永堂版」と、その約15年後に出版された、通称隷書版とも呼ばれる「丸清版」が展示されていた。 本展では、保永堂版...

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天満橋まで 風の市兵衛 弐 辻堂魁

定町廻り《鬼しぶ》の心配をよそに、唐木市兵衛は未だ大坂に在った。世話になった長屋のお恒の息子が、突然、殺されたのだ。堂島の蔵屋敷で働く孝行息子だったが、その背中には幾つもの刺し傷があった。下っ引の良一郎らと下手人を追う市...

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生誕220年 広重展

石川県立美術館で開催されている「生誕220年 広重展」に行ってきた。歌川広重の版画が約150点ほど展示されている。 代表作の保永堂版『東海道五拾三次』は、全55作品が揃っているうえ、中には後刷り版と見比べができるモノも。...

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江戸の遊び絵づくし

富山県水墨美術館で開催されている企画展「江戸の遊び絵づくし」に行ってきた。江戸の絵師や版元が、工夫をこらして生み出した、ちょっと変わった、ユーモアあふれる“遊び絵”の世界。 会場内には、寄せ絵や上下絵、文字絵、判じ絵など...

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森記念秋水美術館 開館一周年記念特別展 日本刀物語

富山市の森記念秋水美術館で開催されている、開館一周年記念特別展「日本刀物語」に行ってきた。この特別展では、平安時代から江戸時代にかけて作られた日本刀で、「重要美術品」に認定されている約六十振りが一堂に会し、展示されている...

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森記念秋水美術館 所蔵名品刀展 秋水の美

富山市の千石町に「森記念秋水美術館」が開館したので行ってきた。この美術館は、地元で医薬品の製造・販売を手がけるリードケミカル株式会社が収蔵している美術品を公開するための美術館だ。美術館の名称にもなっている「秋水」とは、曇...

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鼠、狸囃子に踊る 赤川次郎

女医の千草の手伝いで、一人でお使いに出かけたお国。帰り道に耳にしたのは、お囃子の音色。フラフラと音が鳴る方へ覗きに行ったはいいが、人っ子一人、見当たらない。次郎吉も話半分に聞いていたが……。 赤川次郎『鼠、狸囃子に踊る』...

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