投稿日 :

クラシックカーの世界 in 高岡おとぎの森で奏でられた、ホンダミュージック

高岡おとぎの森公園で開催されていた「第2回クラシックカーの世界 in 高岡おとぎの森」に行ってきた。県内外から集まった60数台の名車たち。クラシックカーというよりは、子供のころや若いころに見かけた懐かしの車という感じのモノが多かった。

当時憧れだった車をいろいろと見られたのは楽しかったけれど、この日一番の目的は、マクラーレン・ホンダのF1マシン「MP4/4」と「MP4/6」の展示。どちらも赤白のマールボロカラーが懐かしいF1マシンだ。

マクラーレン MP4/4は1.5L V6ツインターボエンジン(ホンダ RA168E)を搭載。当時のターボエンジン車最後のシーズンとなる1988年のF1で、全16戦中15勝と圧勝した、セナ・プロ時代の象徴とも言えるマシンだ。展示されていたのは、カーナンバー12で故アイルトン・セナが搭乗し、第11戦のベルギーGPで優勝したマシンだった。

もう1台のマクラーレン MP4/6は3.5L V12エンジン(ホンダ RA121E)を搭載。1991年のF1でコンストラクターズとドライバーズの両タイトルを獲得。こちらは、カーナンバー2でゲルハルト・ベルガーが搭乗し、第15戦の日本GPで優勝したマシンだった。

そして、この日は嬉しいことに、展示だけではなくMP4/6のV12エンジン始動イベントまで。時間は3分もなかった思うけれど、始動から少しずつ吹かして回転数を上げていき、最後の辺りでは、当時“ホンダミュージック”と謳われた甲高いエンジンサウンドの一端もほんの少しだが感じられた。

イベントのあと、エンジン始動に来ていたHRC(ホンダ・レーシング)の人と少し話をしたときに聞いてみたのだが、このときは最高で1万1,000回転ほどまで回していたそうだ。

すぐ目の前で体感するF1のエンジン音は、文字通り身体の芯まで響いてきた。そして、当時、世界各地のサーキットで奏でられる“ホンダミュージック”に、テレビの前で興奮していたころが思い出された。もちろん心の中のBGMはT-SQUAREの「TRUTH」で。いやぁ、ほんとうによかった。

ちなみに、Honda Racing F1のYouTubeチャンネルでは、歴代F1エンジンの中から8基のエンジンサウンドを収録した動画が公開されている。個人的には、やはりF1は3.5L V12サウンドが一番好きかな。この時代はフェラーリとか、あと戦績は奮わなかったけれどランボルギーニなんかもすっごくいい音を出していたしね。

フィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スパム対策のため、日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください