最近、ビクターの耳をふさがないイヤホン「nearphones HA-NP35T」を購入してiPhone用として使っている。
イヤホンといえば遮音性が高く音質重視のカナル型が人気だが、それとは真逆な、耳をふさがずに周囲の音がそのまま聞こえるイヤホンというジャンルも、ここ数年じわじわと。環境音が聞こえるので安全性が高く、蒸れたりせず耳への負担も少ないということで以前から興味があった。
しかし、このジャンルで代表格な骨伝導イヤホンを何度か店頭で試したけれど、自分にはなんとなく合わない感じ。そこで最近出始めたのが、小さなスピーカーを耳元に固定するタイプ。その中でも比較的お手ごろ価格だったのが、ビクターの「nearphones HA-NP35T」だ。
サイズは少し大きいが、装着感は軽いのでそれほど気にならない。それよりも耳の解放感は素晴らしく、周囲の音がそのまま聞こえることでのメリットも大きい。また、片耳だけでも使用できるというのが自分の使い方に合っていた。
残念なのはマルチポイントやマルチペアリングに対応していないこと。そのため、今のところはiPhone専用として使っている。このあたりはAppleのAirPodsが使い勝手もよく便利だ。それでも、このストレスフリーなイヤホンは使っていて心地いい。
あと気に入っているところはやはり、ケースとイヤホン本体に入っているビクターの懐かいシンボルマークかな。日本ビクターという会社はもう無いが、JVCケンウッドから2017年にブランド名として復活している。
世代的に、ビクター犬のニッパーに“HIS MASTER’S VOICE”と入ったマークはグッと来るモノがある。子供のころ、レコード店の店先にはどこでもニッパーの置物が飾られていたが、今ではアンティーク雑貨などでしか見かけない。あーぁ、なーつかしいですね。
フィードバック