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須美ちゃんは名探偵!? 内田康夫財団事務局

吉田須美子は、友人である生花店の小松原育代から、不思議な花の買い方をする紳士がいると聞いた。この紳士、同じ市民講座を受講した顔見知りで、育代には少し気になる存在のよう。花の種類も本数もばらばらなのは、何かの暗号だと気づいた須美子は……。(「花を買う男」) ご存知、あの浅見家の須美ちゃんが、名探偵「光彦坊っちゃま」もびっくりの大活躍!

内田康夫財団事務局『須美ちゃんは名探偵!?』(光文社、2021年)、カバー

光文社文庫から刊行されている、内田康夫財団事務局の『須美ちゃんは名探偵!?』を読んだ。ご存知、浅見光彦シリーズの番外編。浅見家の家政婦・吉田須美子を主人公とした短編集だ。

舞台は須美ちゃんがいつも買い物をしている商店街周辺。本編の浅見光彦シリーズに比べると、舞台も謎も小さいけれど、“光彦坊っちゃま”に負けず劣らずな名推理で、商店街に巻き起こる謎や問題を須美ちゃんが解決する。

事件というわけではないので、内容はまったりとした心温まるミステリーという感じ。このシリーズは魅力的な登場人物が多いので、こういうスピンオフ作品がいろいろできそうだ。母・雪江編や兄・陽一郎編とかも面白そうだよね。

実は、浅見光彦シリーズのテレビドラマは結構観ているけれど、原作の小説は数作しか読んでいない。これを機に、未読のモノも読んでみるかな。