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富山の桜は観測史上最も早く満開に

富山地方気象台は、3月30日に富山市で桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表。これは1953年の観測開始以来、最も早い満開となったそうだ。

それならば当然花見に行かなければということで、朝から富山市まで向かったのだが、そういえば、富山県水墨美術館の一本桜はどんな様子かなと、途中によってみると、これまた見事に満開となっていた。

館内の広い芝生の中庭にある一本の「紅枝垂れ桜」。細い枝には美しい薄紅色の花を携え、凛とした存在感を放っている。樹齢は約50年と推定されており、その優美な佇まいは、富山県水墨美術館の雰囲気にピッタリ。開館してすぐの時間だったので、人も少なく、のんびりと桜を観賞することができた。

その後、富山市中心部の「松川べり」へ。みんな満開の報を聞いて来ていたようで、花見客がいっぱい。ここは相変わらず花見の人気スポットだね。桜のトンネルを船に乗って楽しめる松川遊覧船の乗り場にも、大行列ができていた。

少し足を伸ばして富岩運河環水公園までいくと、こちらの桜も、もうすぐ満開。桜の下では、花見客がのんびりと芝生でくつろいで気持ちがよさそう。少し離れたところから見ると、運河の向こうに連なる桜と、青空に映えている、まだ雪の残る立山連峰という絶景が。いい日に来たなぁ。

冬の大雪で、県内では桜の木が折れたところも多い。それでも、無事だった桜の木は、今年も美しい花を咲かせ、見る人の心を魅了し、潤してくれている。山の方の桜の開花はまだなので、もうしばらく桜を楽しむことができそうかな。

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