久々のコミックネタ、1年ぶりぐらいかな。たなかじゅんの『ナッちゃん』第21巻。この巻で最終巻となっている。
幼い頃から機械いじりが大好きだったナツコ。亡き父の跡を継ぎ、母と二人で実家の阪本工作所を切り盛りする。工夫と努力をモットーに、誰もが手を焼く注文も、次々と楽しく解決していく。鉄工所という、漫画としては珍しいジャンルを舞台にする下町人情譚。
こういった職人系の漫画は結構好きなジャンルで、持っているコミックでも、職人系というか職業系のモノが多い。子供の頃から、まわりに職人が普通にいる環境で育ったからかな。
この『ナッちゃん』は工作系の業界紙などでも紹介されたらしく、業界の一部では結構人気があるらしい。この巻の巻末にも書いてあったが、この漫画に出てくるような「今すぐに、早く、安く、何とかしてくれ」というような仕事を「ナッちゃん仕事」と呼んでいるそうだ。
こういう「ナッちゃん仕事」は、どんな業界にもある事だろう。できるなら避けたいが、どうしてもやらなければならない事もある。そして、そういう仕事がこなせるとなると、どうしてもこなせる所にばかり「ナッちゃん仕事」が集まってきてしまう。難しい所だよね。
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