山怪 山人が語る不思議な話 田中康弘

山と溪谷社から刊行されている、田中康弘の『山怪 山人が語る不思議な話』を読んだ。著者が交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人びとから実話として聞いた、山の奇妙で怖ろしい体験談が多数収録されている...

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幽霊塔 江戸川乱歩

時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は...

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81歳いまだまんが道を… 藤子不二雄Ⓐ

藤本弘氏とのコンビの共同ペンネーム「藤子不二雄」で漫画家デビューを果たして以来、歩み続けた漫画家人生六十余年! その寄り道回り道、波瀾万丈の「まんが道」をユーモアたっぷりに綴る。単行本『78歳いまだまんが道を…』刊行後の...

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舟を編む 三浦しをん

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作...

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向かい風でも君は咲く 喜多嶋隆

将来を左右する大会を控えた女子高生ゴルファー・夕花。彼女の元に試合中の殺害を予告する脅迫状が届いた! この危険な状況に警察がボディガードを依頼したのは、キャディーをしながらプロを目指す青年・哲也。日々を共にする中で信頼を...

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Miss ハーバー・マスター 喜多嶋隆

逗葉マリーナで〈ハーバー・マスター〉を務めている夏佳。マリーナに置かれているすべての船の管理から、ボートやヨット・オーナーの相談役まで、ハーバー内で起こる全ての責任を負っている。さまざまなオーナーたちを相手に夏佳はいつも...

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猟師の肉は腐らない 小泉武夫

世界を巡った末に、故郷・阿武隈の山奥に戻った猟師の義っしゃん。賢い猟犬をお供に猪を狩り、岩魚を釣り、灰や煙を使って肉を保存し、冬に備え、危険から身を守る。蜂も蝮も木の皮も、なんだってご馳走になる。過酷な自然との暮らしは、...

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鼠、狸囃子に踊る 赤川次郎

女医の千草の手伝いで、一人でお使いに出かけたお国。帰り道に耳にしたのは、お囃子の音色。フラフラと音が鳴る方へ覗きに行ったはいいが、人っ子一人、見当たらない。次郎吉も話半分に聞いていたが……。 赤川次郎『鼠、狸囃子に踊る』...

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定本 黒部の山賊 アルプスの怪 伊藤正一

山と溪谷社から刊行されている、『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』を読んだ。北アルプス最奥部・黒部川源流域の山小屋、三俣山荘などの経営者、伊藤正一よる山岳名著。 旧版は50年前の1964年に実業之日本社より刊行され、その後...

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海よ、やすらかに 喜多嶋隆

4月の初め、湘南の海岸に大量の白ギスの死体が打ち上がる事件が続いていた。異常を感じた県の要請で対策本部に呼ばれたのは、海洋生物の生態系を守る魚類保護官・銛浩美。魚の大量死に隠された謎と陰謀を追う! 海よ、やすらかに 喜多...

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サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ 大崎梢

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」――若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが……。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト...

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