
石川県河北郡津幡町の倶利迦羅不動寺で開催されている「倶利迦羅さん八重桜まつり」に行ってきた。山の上で開花の時期が遅く期間も長い八重桜なので、ゴールデンウィークに入ってもまだまだ花見ができた。
倶利迦羅不動寺から、県境の倶利伽羅峠、富山県側の倶利伽羅県定公園など、倶利伽羅一帯には八重桜がたくさん咲いている。このあたりの桜は、「昭和の花咲かじいさん」と呼ばれた地元高岡市の高木勝己氏が、20数年間に渡って約3千本の八重桜を植えたのが始まりらしい。

現在では約6千本の八重桜が見事に咲き誇り、毎年この時期には「八重桜まつり」が開催されて、多くの人が花見に訪れている。桜まつりの時期にあまり咲いていなかったり、すでに散っていたりな年もあるけれど、今年は少し散りはじながら綺麗な花がいっぱい咲いていて、充分に花見を楽しめた。

八重桜まつりといえば厄除け念仏赤餅。数年前までは厄除けを祈願して赤餅を搗くイベントが開催され、参加したこともあったけれど、最近はやっていないんだね。お加持を受けた念仏赤餅は売店で売っていたけれど、餅搗きもまたしてくれないかな。
今年はおやつ用に桜いがら餅と草餅を、晩飯用に桜おこわを買って帰り、さっそく食べた。どちらも美味しかった。これで今度こそほんとうに今年の桜の花見は終わりかな。
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