金沢市内の各所で開催されていた「第41回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 KOUGEI EXPO IN ISHIKAWA」に行ってきた。「工芸の底力・復興の翼 ~石川から未来につなぐ、日本の美技~」と題し、石川をはじめ全国の伝統的工芸品が大集合。
経済産業省が開催している「伝統的工芸品月間国民会議全国大会」は、伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指し、毎年開催地を変えて全国各地で実施されている。第41回目となる今年は石川県での開催。
以前富山で実施された年にも行ったが、その時は一つの大ホールが会場だった。今回は金沢の街中を何箇所も巡りながら伝統工芸の技に触れられるという趣向に。展示販売や製作実演、製作体験、ステージイベントなど、いろいろなイベントが行われており、一日中楽しむことができた。
現代的なクラフト作品もいいけれど、個人的には、伝統的工芸品をじっくりと堪能したい派。歴史や伝統に裏打ちされた技術で製作された工芸品はやはり美しい。同時開催されていた「第26回 日本伝統工芸士会作品展」にも、伝統工芸士の技術と感性が遺憾なく発揮された素晴らしい工芸品の数々があり、どれもほんとうに素晴らしかった。
伝統を継承した上で現代のライフスタイルに合わせて進化もしている各地の伝統的工芸品。こんなにたくさんの産地のモノを一度に見る機会もなかなかないので、また近場での開催を期待したいな。
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