ミュゼふくおかカメラ館で開催されている春の企画写真展、「中井精也写真展 ゆる鉄絶景100 ~中井精也が捉えた100の鉄道名景~」に行ってきた。
北陸新幹線敦賀開業記念とブログ「1日1鉄!」20周年記念と銘打ったこの写真展。ちょうど10年前に同館で開催された写真展は、北陸新幹線開業記念プレ事業とブログ10周年記念だった。ということで10年ぶりの中井精也写真展だ。
四季折々に変化する日本の美しい鉄道風景だが、ローカル線の廃止などで次々と失われていく。そんな美しい風景を未来に残したいという熱い想いから、鉄道写真家の中井精也が日本の鉄道名景100か所を厳選して紹介する写真展。
中井精也といえば「ゆる鉄」と言われるゆるい雰囲気の鉄道写真で有名。鉄道が持つ旅情や、鉄道がある風景、雰囲気など、電車そのものよりも心情的なモノを捉えた写真が、いわゆる“鉄”ではなくても、なんとも心に訴えてくるようで、とても惹かれてしまう。
そんな中井精也だからこそ、失われつつある日本の美しい鉄道風景を独自の目線で捉え、中井精也にしか撮ることのできない1枚となっているのだろう。
この日は初日ということもあり、本人によるギャラリートークがあった。プロジェクターで写真を見ながら、撮影時のエピソードなどを楽しく話されていたが、会場には入りきらないほど沢山の人が。
ただ、トーク内容は館内放送でも流れていたので、会場を出て館内で実際の写真を順番に見歩きながら放送でトークを聴いていた。大きな写真パネルを目の前で見ながらだったので、この方が良かったかも。
ちなみに、北海道から沖縄まで47都道府県の写真が揃っていたけれど、地元・雨晴海岸の写真が一番好きだった。贔屓目もあるのかな。
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