金沢市の中心街にある私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」。商店街など金沢の街中に点在するKAMUの各展示スペースで現代アートを体感することができる。
まずは広坂の「KAMU Center」で共通チケットを購入。こちらでは1階から3階まで、それぞれユニークで不思議な気分になるアーティスト作品が。1階には金沢21世紀美術館の『スイミング・プール』で知られるレアンドロ・エルリッヒの作品があった。
KAMU Centerで貰ったマップを頼りに、次の展示スペースを目指して街中へ。それぞれの展示スペースは、日によって休館していたり閉まっている時間があるけれど、その辺りは「KAMU Center」で最初に教えてるもらえるので安心。
どのスペースも歩いて5分から10分ほどで行ける距離。この日は「KAMU Center」のほかに、「KAMU Black Black」、「KAMU L」、「KAMU sky」、「KAMU k≐k」を巡った。
片町の屋台村の一角にある「KAMU L」では、写真家・森山大道のインスタレーション作品『Lip Bar』が。新宿・ゴールデン街で開催された2005年のGAW展で発表された作品が、こちらでは常設展示されている。夜には実際のバーとして運営され、このインパクトのある作品の中でお酒を楽しむことができる。是非一度行って、この不思議な空間でのお酒を体験してみたい。
2020年のオープン以来、展示スペースが少しづつ増えている「KAMU kanazawa」。今回行けなかったところもあるし、今後も新しい作品との出会いが楽しみ。アート作品の鑑賞とともに商店街や路地の散策もでき、金沢中心街での買い物ついでに立ち寄るような気軽さで楽しめるので、また金沢へ来たときに寄ってみよう。
フィードバック