先週公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきた。今でも世界を魅了し続けているイギリスのバンド「Queen」。そのフロントマンだったフレディ・マーキュリーにスポットを当て、Queenの結成から1985年の「ライヴ・エイド」まで、約15年間の軌跡が描かれている。
劇中では、フレディ役のラミ・マレックによるパフォーマンスに、主にフレディ本人の歌声が当てられており、数々の伝説的なステージが映画の中で蘇っていた。
また、「Bohemian Rhapsody」や「We Will Rock You」など、名曲の数々が制作されていたときのエピソードが描かれているのも見所のひとつ。
史実と異なるという批評もあるけれど、とにかく、この映画は劇場で観て、聴いて、感じろ! というのが正直な感想。とくに、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴ・エイド」でのステージを再現したラスト21分。胸アツで涙が込み上げ、圧巻のステージで全身鳥肌モノの感動が。劇場の大画面と大迫力の音響でこれを体験できただけでも、チケット代の元は取れたと思う。
この映画、映画批評家たちからの評価はイマイチだったようだが、映画を観た観客からは高評価だそうだ。まるで、映画のタイトルになっているQueenの楽曲「Bohemian Rhapsody」が発表された当時と同じ現象が起きているというのも面白いね。
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