石川県立美術館で開催されている「生誕220年 広重展」に行ってきた。歌川広重の版画が約150点ほど展示されている。
代表作の保永堂版『東海道五拾三次』は、全55作品が揃っているうえ、中には後刷り版と見比べができるモノも。このコーナーだけで、ランチに行くのも忘れて、じっくりと見続けてしまった。
また、『江戸名所百景』や全国各地の名所絵なども展示されており、現在の石川や富山などの北陸地方を描いた作品も。
季節や時間、天候などを繊細に表現した風景描写。遠近感を巧みに表現した構図。ユーモラスな表情の人物。どの作品からも、当時の人々の声が聞こえてくるようだ。
たくさんの広重作品に囲まれ、まるで江戸時代にいるかのような気分になった。
フィードバック