先月、米Appleのサイトで公開されたMacintoshの誕生30周年記念コンテンツ。日本のAppleのサイトでも、同コンテンツの翻訳版が公開されている。そのコンテンツで、自分の初めてのMacを投稿するとMacの使用年数が表示されるので試してみたところ、初めて使ったMacからもう27年間も経っていた。
そんな27年の間、公私ともにさまざまなMacを使ってきたが、中でも一番思い出深いMacは何かと考えると、やはり1997年5月に発売された「PowerBook 2400c/180」だろう。
PowerBook 2400cは、主に日本市場をターゲットに開発されたサブノート機だ。日本ではかなり人気のあった機種で、コードネームでもある「Comet」の愛称で親しまれた。ユーザの間で改造が大流行したのも、2400cならではの面白い現象だ。専用のカスタムパーツがいろいろと発売され、改造指南サイトなんてのも豊富にあった。みんな自分の2400cをオリジナルにカスタムして、結構楽しんでいたなぁ。
自分のWebサイトも2400cで初めて作ったし、いろいろなサイトオーナーやMacユーザたちと交流が頻繁だったのもこの頃だった。ほんと、Webサイトや2400cを通しては、たくさんの人たちと知り合えた。Macworld EXPO Tokyo ’98の時に、それぞれが愛機の2400cを持ち寄ってやった、Comet大撮影会なんてのも懐かしい。
そんな2400cだが、G3カードなどで延命して長い間使っていたけれど、液晶バックライトの寿命が来てお役ご免となってしまった。それでも捨てきれず、今でも物置の奥に取ってあるのは、やはりひとかたならぬ愛着があるからなのだろう。
Apple - Macの30年
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