家のまわりの田んぼでは田植えも終わり、少しずつ稲が伸び始めているところだが、大麦畑は黄金色に染まり、もうすぐ収穫がはじまりそう。
この時期の大麦畑を見ると思い浮かべるのが、『風の谷のナウシカ』のこの一節。
その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。
失われし大地との絆を結び、遂に人々を青き清浄の地に導かん。
今日はたまたま青いシャツ。大麦畑の畦道を歩いていると、さながらナウシカ気分だ。
まあそんな妄想はおいておいて、昨年の7月、まさに青き衣をまといて金色の野に降り立つ、清浄の地へ導く者たちを、大勢の日本人が目にした。
2011 FIFA女子ワールドカップで優勝した、なでしこジャパンのメンバーたちが、青いユニフォームを着て、表彰式でゴールデンシャワーをあびる様は、東日本大震災で沈みきった我々日本人の心を、清浄の地へ導く者のようだったと思う。
今日、2014 FIFAワールドカップのアジア最終予選が始まった。幸先のいいスタートをきれた今日のゲーム。いつか男子のワールドカップでも、あの夢のような場面が見られるだろうか。……見られたらいいなぁ。
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