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歓喜の歌

地元富山県出身の落語家、立川志の輔の同名新作落語を映画化した『歓喜の歌』を観てきた。上映終了後には、立川志の輔をはじめ、監督の松岡錠司、主演の小林薫による舞台挨拶も。

私は、落語を映画化したモノはおそらく始めて観たし、落語というモノをそんなに詳しい訳でもないが、この映画は、落語の世界観がとても良く表現された映画だと思う。

一般庶民の日常生活の中で起こる出来事を、面白可笑しく表現する。登場する人物もそれぞれが個性的。現実の世界では勘弁して欲しいと思うような人物でも、噺の中ではどこか憎めない。とんでもないことをしでかすような人物でも、何故か笑って許せてしまう。そしてその行動に、身体の奥底からふつふつと笑いが込み上げてくる。この映画は、そんな落語の世界を、別ジャンルの映画という世界でうまく表現するとともに、かつての日本映画、昭和の映画が持っていた香りがプンプンとする喜劇作品だ。

上映終了後には、自然と会場内が温かい拍手で包まれた。舞台挨拶での、監督などのひと言ひと言にも大きな拍手。楽しくて、優しくて、心がほっこりと温まる。この寒い季節にピッタリな映画。