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歓喜の歌

地元富山県出身の落語家、立川志の輔の同名新作落語を映画化した『歓喜の歌』を観てきた。上映終了後には、立川志の輔をはじめ、監督の松岡錠司、主演の小林薫による舞台挨拶も。

私は、落語を映画化したモノはおそらく始めて観たし、落語というモノをそんなに詳しい訳でもないが、この映画は、落語の世界観がとても良く表現された映画だと思う。

一般庶民の日常生活の中で起こる出来事を、面白可笑しく表現する。登場する人物もそれぞれが個性的。現実の世界では勘弁して欲しいと思うような人物でも、噺の中ではどこか憎めない。とんでもないことをしでかすような人物でも、何故か笑って許せてしまう。そしてその行動に、身体の奥底からふつふつと笑いが込み上げてくる。この映画は、そんな落語の世界を、別ジャンルの映画という世界でうまく表現するとともに、かつての日本映画、昭和の映画が持っていた香りがプンプンとする喜劇作品だ。

上映終了後には、自然と会場内が温かい拍手で包まれた。舞台挨拶での、監督などのひと言ひと言にも大きな拍手。楽しくて、優しくて、心がほっこりと温まる。この寒い季節にピッタリな映画。

フィードバック

  1. 歓喜の歌…

    大晦日、2組の奥様コーラスグループのコンサートがダブルブッキング。
    小林薫のトボケタ演技に、名脇役女優達の競演が面白くないわけが無い、話題の『歓喜の歌』を観てきました…

  2. 映画 【歓喜の歌】…

    試写会にて「歓喜の歌」

    立川志の輔の同名落語を、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司監督が映画化。おはなし:文化会館で働く飯塚主任(小林薫)は、似た…

  3. 映画 『歓喜の歌』…

    人気落語家、立川志の輔の同名落語を、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司監督が映画化したヒューマンドラマ。大晦日の市民ホールを舞台に…

  4. 【歓喜の歌】…

    監督:松岡錠司 出演:小林薫、伊藤敦史、安田成美、由紀さおり、浅田美代子

    「ある地方都市、市の文化会館のに大晦日予約されていたコーラスは飯塚主任のミスでダブルブッキング…

  5. 歓喜の歌@映画…

    先日落語をきいたばかりで、今度は落語が原作の映画。
    これも何かの縁。
    原作は立川志の輔さんの新作落語「歓喜の歌」
    これはどんな落語なのか想像もつきませんが、無責任な主…

  6. 歓喜の歌…

    立川志の輔の落語を映画化。監督は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司。舞台は大晦日の市民ホール。紛らわしい名前の、ママさんコーラスグループ、(み…

  7. 歓喜の歌…

    邦画って独特のスピードがあって、所謂本作品のようなコミカル物っていうのは、独特な中にもテンポが全てであり、逆にそのテンポを失ってしまうと色々と突っ込みたいところが沢山…

  8. 歓喜の歌 観てきました。…

    ブログ仲間BIGLOBE平主任ブログさんのお名前は飯塚さん。しかも主任さんです。飯塚主任と言えばこの映画、歓喜の歌です。なんてったてこの映画の主人公は飯塚主任なんですから…

  9. 『歓喜の歌』…

    □作品オフィシャルサイト 「歓喜の歌」□監督・脚本 松岡錠司 □原作 立川志の輔 □キャスト 小林薫、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、安田成美、藤田弓子、田中哲司、根岸…

  10. 歓喜の歌…

    喜びの 歌に出てほし いろいろの

     原作は立川志の輔の創作落語。とある小さな地方都市の公民館。大晦日コンサートでダブル・ブッキングしてしまった2組のママさんコーラス・…

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