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もう、若くはないけど 喜多嶋隆

もう一度くらい、恋も夢もやり直せるだろうか…。きらめいていたあの頃は過ぎ去った…、光と影が微妙に揺れる「木もれ陽世代」の大人達の、ちょっと切ない、ニュータイプ青春小説!

喜多嶋隆『もう、若くはないけど』(角川書店、2005年)、帯

角川書店より喜多嶋隆の新刊『もう、若くはないけど』。普段は文庫本だけど、春に出た『シャワー』に続いて今年2冊目となるハードカバーの単行本。

39歳と33歳のバツイチ同士のふたりが、若い頃の夢を見つめ直しながらこれからの恋を考える大人の青春小説。『シャワー』でもそうだったけれど、喜多嶋隆独特の爽快感はないが心にじわりと染み入る作品。

若い頃とは違うという不安、しかし老け込んで何もかもを諦める歳でもない、まだまだやれるという希望。そんな思いに心揺れる「木もれ陽世代」にお勧めの一冊。

フィードバック

  1. 喜多嶋隆 「もう、若くはないけど」…

    久しぶりに喜多嶋隆の小説を読みました。流れるようなストーリーは、変わっていませんね。…

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