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疾れ!逆ハンぐれん隊 五木寛之

クローゼットの奥から、捨てられずにそのまま仕舞い込んでいた懐かしい文庫本が何冊も出てきた。その中で、あまりの懐かしさにまた読み返しているのが、五木寛之の『疾れ!逆ハンぐれん隊』と、そのシリーズ七冊。

五木寛之といえば、長編の『青春の門』や、最近では仏教関係の本をいろいろ出すなど、少しお堅いイメージがあるが、昔よく読んでいたのは、『雨の日には車をみがいて』や『メルセデスの伝説』といった車を題材にした作品だ。特に『雨の日には車をみがいて』は結構好きで、何度も繰り返して読んだ記憶がある。しかし、五木寛之の本で、今、手元に残っているのは、なぜか『疾れ!逆ハンぐれん隊』シリーズだけ。これは、バブル景気の少し前ぐらいから真っ只中にかけて、車雑誌の『ベストカー』に連載されていたモノ。当時『ハートカクテル』が流行った、わたせせいぞうのカバー装画というのも、時代背景にピッタリだ。

世界的に有名な漫画家で車コレクターのバンドー先生と、世界一シャンプーのうまいミハル。世界一車を愛しているジローと、元キックボクサーで政府の特送班も務めたほどの凄腕ドライバーの竜。そんな四人が、ヨコハマ・エキスプレスこと逆ハンぐれん隊として、裏の運び屋稼業を始め、さまざまなトラブルに合いながらも、痛快に切り抜けていくという、かなり軽いノリでむちゃくちゃな冒険サスペンス。しかし、そのむちゃくちゃさが、今読んでも面白い。

そういえば、このシリーズの影響で、当時はメルセデス・ベンツのゲレンデ・ヴァーゲンに憧れて、いつかは買ってやると思っていたんだっけ。いろいろな意味で、若かったんだなぁ。

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