
富山市の富山県美術館で開催されている企画展「ポップ・アート 時代を変えた4人」に行ってきた。
報道写真、商業広告、量販品のパッケージ、著名人のポートレートなど、日常生活にありふれたモチーフやイメージを美術の中に取り入れ、1960年代のアメリカのアートシーンを席巻したポップ・アート。
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズといった、ポップ・アートを牽引した、アメリカを代表する4人の作家。同じ年代に脚光を浴びたザ・ビートルズになぞらえて「ザ・ファビュラス・フォー(THE FAB 4)」と称し、4人の作品をメインに、ポップ・アートの軌跡が紹介されている展覧会だ。
ちょうどデザインを一生懸命に勉強していた時の少し前の年代なため、この時代のポップ・アートはたくさん見てきた。リキテンスタインの、アメコミの一コマを絵画に仕立てた作品は結構好きだったなぁ。
リキテンスタイン作品は、原作のアメコミと絵画に仕立てた作品が並べて展示してあるモノもあり、見比べながら、どのようにアレンジして絵画へと作り上げていったのかがよくわかって、とても興味深く見入ってしまった。
現在のアートシーンやカルチャーにも大きく影響を与えている、1960年代のアメリカン・ポップ・アートの世界。若者にとってはきっと新鮮で、世代によっては懐かしくもある、とても面白い展覧会だった。
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