
文庫本を読む時には、基本的にブックカバーをかけているのだが、季節やその時の気分でいろいろなモノを使い分けている。そんなに高くはないので、お店で見かけて気に入ったモノがあるとつい購入してしまう。まあ、時には書店でかけてもらったモノをそのまま使うこともあるが。
今使っているのは、和詩倶楽部の「室町紗紙 吉兆 書包み 水玉金魚」という、なんだか涼しげで夏らしいブックカバーだ。以前、文具フェアへ行った際に、気に入って購入したんだったかな。
室町期の書院造の頃より襖に使われてる「紗紙」で作られたブックカバーで、やさしい風合いと独特の肌触りが、手にした時に心地いい。水玉と金魚の柄も涼しげだし、子供の頃に行った夏祭りが思い出されて、なんだか懐かしい感じも。
今夏から使い始めたのでまだ綺麗だが、この紗紙のブックカバーは、少し使い込んできたら、紙を軽く揉んでまた伸ばして使用すると、紗紙独特の柔らかな風合いに変化して、また違った手触りを楽しめるそうだ。
そういえば、文具フェアではこの柄とお揃いの栞も売っていたような気が。一緒に買っておけばよかったかな。
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