富山県美術館で開催されている企画展「富野由悠季の世界 ―ガンダム、イデオン、そして今」に行ってきた。全国6つの美術館による企画で昨年から開催されている巡回展が、やっと富山でも開催。
富野由悠季といえば、数々のアニメーション作品の総監督を務め、“御大”の愛称で親しまれるほど、多くのアニメ業界人やファンに影響を与えてきた。本展は、そんな富野由悠季のこれまでの仕事を回顧、検証する初の展覧会だ。
アニメの演出家としてデビューをした『鉄腕アトム』を始めとする初期作品から、代表作といってもいい『機動戦士ガンダム』シリーズ、そして最新作まで。企画書や直筆の絵コンテ、仕事を共にしたクリエイターたちのデザイン画、原画、セル画など、貴重な資料が盛り沢山。
展示は全6部構成になっている。それぞれの時代で御大が考えていたこと、アニメを通して伝えたかったことの検証、考察が細かくされており、ほんとうに見応え充分。会場内での過密を避けるため、90分以内を目安とした観覧にご協力をとあったので、時間目一杯いたのだが、全然時間が足りなかった。
年末年始は買ってきたパンフレットをじっくりと読み込んで、なんだか無性に見たくなった『OVERMAN キングゲイナー』のDVDを再見し、本展が終了する1月24日までにもう一度行って、御大の世界を堪能してこようと思う。
あと、富山県美術館の公式YouTubeにパート1と2だけアップされている「W監督会場トーク 細田守監督とめぐる【富野由悠季の世界】in 富山県美術館」の映像が、会場内でパート3から5まで流れていた。今回はほとんど見られなかったので、今度行った際にはこれもじっくり見たい。物販コーナーにDVDでも売っていれば買ったのに。それとも、会期が過ぎたらYouTubeで公開されるのかな?
フィードバック