富山の冬の風物詩といえば、空気が澄んで晴れた日にクッキリと見える、雪化粧を施した雄大な立山連峰。よく観光案内などにも、絶景写真が載っているけれど、そんなに都合が良い日は残念ながら滅多にない。富山は基本、晴れの日が少ないからね。
ただでさえ少ない晴れの日が、休日ともなるとさらに稀になるので、来県して立山連峰を楽しみにしている観光客が、まったく目にすることなく帰っていくのを見ると、本当に申し訳なく思う。
観光案内にはもう、見ることができたらラッキー! というふうな感じに、レアアイテム的な扱いで書いておいたほうがいいんじゃないかな。
そんな恥ずかしがり屋な立山連峰だが、めずらしく綺麗に見えた休日には、つい用もないのにドライブへ出かけてしまう。同じような人が多いのか、雨晴海岸や海王丸パークなど、ベタな絶景スポットには大勢の人が訪れているし、翌日の新聞にはそんな風景が紙面を飾ったりと、なんだかんだ言っても立山連峰が好きな県民は多いんだろうね。
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