ミュゼふくおかカメラ館で開催されている企画写真展、「石川賢治月光写真展 ―宙の月光浴―」に行ってきた。
満月の光だけで撮った写真で、幻想的な世界を生みだす石川賢治。6年前にも同所で開催された「石川賢治月光写真展」を見たが、今回の写真展は、モニュメントバレーやイグアスの滝、ウユニ塩湖など、世界中で7年をかけて撮り綴ったという、北陸地方・初公開の新作シリーズが展示されている。
無数の星たちがきらめく満天の星空。青の世界に浮かび上がる満月。それらが月光に照らされた地上の風景と繋がって一体となり、地球も無限に広がる宇宙のひとつなんだということをあらためて感じさせられる。そんな、どれもが地上にいながら宇宙を実感できるような写真だった。
バオバブの木々が月光に照らされた湖面に広がるマダガスカルの写真や、夜の虹がかかるイグアスの滝の写真とか好きだなぁ。あと、新作シリーズではないけれど、月明かりで浮かび上がる屋久島の縄文杉の写真も、神秘的な力強さが感じられてつい魅入ってしまった。
写真展の初日となるこの日は、石川賢治によるオープニングギャラリートークもあり、多くの人が来ていた。ちょっと駆け足だったけれど、写真を撮った時のエピソードなどいろいろな話が聞けて面白かった。
写真展は来月の中旬までやっているので、もう一回ぐらい行こうかな。
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