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立木義浩写真展 写心気58

ミュゼふくおかカメラ館で開催されている企画写真展、「立木義浩写真展 写心気58」に行ってきた。立木義浩といえば、女優写真の第一人者と呼ばれるほど、有名な女優たちの姿を撮ってきた写真家。もちろん女優だけでなく、さまざまな女性、またドキュメンタリー作品なども多く発表し、広告、雑誌、出版など、活動は多岐にわたっている。

世代的にはNHKの朝の連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』のモデルとなった方の次男というイメージが大きいのだが、最近の写真好きの若い人たちには、写真甲子園こと「全国高等学校写真選手権大会」の審査委員長としての方が知られているのかな。

今回の写真展は、デビュー作の『舌出し天使』や、女性ヌードの新たな表現に挑んだ『イヴたち』から、今年キューバで撮影された最新作『La Habana』まで、写真家として活動を始めてからの58年をふりかえる写真展となっていた。

初日だったこの日は、立木義浩本人によるオープニングギャラリートークがあり、スライドで写真を観ながら、撮影時のエピソードなど、楽しい話をいっぱい聞くことができた。ギャラリートーク後は、それら話を思い出しながら、館内の写真パネルをじっくりと観て回ってきた。

立木義浩の写真はモノクロ写真が多いのだが、色が剥ぎ落とされた分、その一瞬の空気感が強く感じられる気がする。森山大道とかの写真もそうだけど、モノクロ写真っていろいろと想像させられるモノが多い気がして、結構好きだなぁ。

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