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メイド・イン・ジャパンが集結した、全国伝統的工芸品フェスタ in 富山

高岡市の高岡テクノドームで開催されていた、「第32回伝統的工芸品月間国民会議全国大会(富山大会) 全国伝統的工芸品フェスタ in 富山」に行ってきた。全国の伝統的工芸品の振興と地域活性化を目的に毎年開催されている「伝統的工芸品月間国民会議全国大会」。今年は、伝統工芸が息づく職人のまち、地元高岡が会場となり、日本全国の伝統的工芸品と職人たちが集結した。

38産地による、さまざまな工芸品の展示販売のほか、地元の高岡銅器や高岡漆器をはじめ、江戸切子や加賀友禅、熊野筆や播州毛鉤などなど、20産地の伝統工芸士による製作実演や製作体験が行われていた。まさに、日本が誇る「メイド・イン・ジャパン」の技と美を体感することができるイベントだ。

熟練した職人の手による工芸品というのは結構好きで、産地に行ったときなど、そういうモノが置いてあるお店を見つけるとよく寄ったりする。とりあえず眼福にあずかるだけだが、お金があったら、きっと買い漁っているだろうな。

こういった技と文化は、日本のよさのひとつだと思う。今回のように、伝統的な技と美に直接触れることができるイベントがもっと増えて、文化への理解も深まり、すたれることなく発展していって欲しいものだ。伝統的工芸品にたずさわる家を継がなかった身でこんなことを言うのもなんなのだが……。

伝統的工芸品の文化の保護、職人への支援や育成、また文化財などの保存や修復なんかもそうだが、日本はもっとそっち方面に国としてお金を使ってもいいんじゃないかな。

会場の入り口付近には、光岡自動車・井波彫刻・越中和紙がコラボレーションしたコンセプトカー「Viewt TOYAMA」が展示されていた。富山の自動車メーカーである光岡の「Viewt」を、富山の伝統工芸でドレスアップ。インパネには井波彫刻の欄間がウッドパネルとして装着され、リアパーセルボードは越中和紙で装飾されていた。いいねぇこれ。

たしか、バブルの時代に漆塗りインパネの車があったよね。日産のインフィニティQ45だっけ? 光岡の「Viewt TOYAMA」も、井波彫刻だけじゃなく、高岡漆器の彫刻塗や青貝塗のパネルなんかもラインナップして、実際に売ればいいのに。

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