5月としては涼しいけれど、青空となったゴールデンウィーク後半初日、金沢の浅野川で開催されている、毎年恒例行事「浅の川鯉流し」に今年も行ってきた。
友禅流しのように川の中を泳ぐ鯉のぼりたち。開催場所の梅ノ橋から少し歩けば、ひがし茶屋街や主計町茶屋街もある。茶屋街散策も兼ね、都合がつけば、このお気に入りの風景を見に来るようにしている。
この鯉流しに使用されている鯉のぼりは、空を泳ぐ普通の鯉のぼり。一般の家庭で使われなくなったモノが集められ、使用されている。当然、川の水流には耐えられず、何年も鯉流しに使用していると、布が破れたり骨組が壊れたりするようで、毎年何本も破棄されるらしい。
最近は、鯉のぼりを揚げている家庭を見ることが少なくなった。そのためか、鯉流しに使用する鯉のぼりも、なかなか集まらないらしい。鯉のぼりの寄付も受け付けているようだが、年々ストックが少なくなってきており、今後の開催も危ぶまれているそうだ。
観光客や地元の子供たちの笑顔があふれる大切な行事。どうにか続いてくれることを願いたい。
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