高志の国文学館で開催されている、特別展「おおかみこどもの雨と雪 ―大自然に生きる母と子の物語―」に行ってきた。
映画『おおかみこどもの雨と雪』は、富山県上市町出身の細田守監督による長編アニメーション。映画内で描かれた舞台も、出身地である上市町と隣の立山町がモデルとなっている。そんなこんなの地元繋がりということで、今回の特別展開催となったようだ。
展示はそれぞれのキャラクターごとにコーナーが設けられており、映画の中での印象的なセリフとともに、絵コンテや原画などが展示されている。また、綴じてあるラフ画でパラパラ漫画のようにキャラクターの動きが楽しめたり、展示室内に再現された、親子が暮らした古民家の縁側で記念撮影ができるなど、子供も楽しめるような展示になっていた。
館内のモニタでは、上市町で映画の先行上映がされた時の、地元ケーブルテレビ局による細田守へのインタビュー映像が流されている。その中には、称名滝での番組のロケ中に、映画のロケハンにきていた細田守一行と出会うというシーンもあった。まだ映画の製作発表すらされていない頃なので、地元アナウンサーにいろいろと聞かれていたけれど、映画のことがバレないよう、何をしに来ているのかを必死にごまかす様子がなかなか面白い。けっこう貴重な映像かも。
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