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29日に餅をつく? つかない?

年の瀬になり、バタバタとやることが増えてきたわけだが、わが家でも、28日に餅をついて正月の準備に入った。餅をついたといっても、昔ながらの臼と杵で餅つきをしたわけでなく「もちっこ」でついたのだが、これでもスーパーなどで買ってくる切り餅より全然美味しいんだよね。

今回のは、白餅と昆布餅と黒糖餅。ついた後、のし餅にしておいたヤツを、今日切り餅にしたついでに、さっそく焼いて食べたので、年末なのに軽く正月気分。

昔から年の瀬に行われてきた餅つきだが、うちでは、12月29日に餅をつかない。これは、昔から29日に餅をつくことは「苦をつく」ことに繋がり、「苦餅(くもち)」と言われ、縁起が悪いとされているからだ。

しかし、ほかの地方では、29を「ふく」と呼び、「福餅」として縁起が良いと、わざわざ12月29日に餅をつく風習のところもあるとか。

片方では縁起が悪いとされ、片方では縁起が良いとされる。同じ日に同じことをするのに、まったく逆のとられかたをするなんて、風習って面白いなぁ。

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