最近では、テレビ放送を観ることもなくなったのだが、昔はプロレスファン、とりわけ新日本プロレスの熱いファンだった。
面白い試合のテレビ放送は必ず録画し、ビデオテープのツメを折って大事に保管していた。興味のある試合の翌朝は、学校へ行く前に駅まで新聞を買いに行っていたし、週刊プロレスも、創刊号からずっと買い続けていた。地元で興行があるときには、必ず足を運んでいた。80年代の新日本プロレスはほんとうに熱く、ほんとうに熱中していた。
今月集英社から創刊された、『燃えろ!新日本プロレス』には、熱かった時代の新日本プロレスで繰り広げられた、数々の熱闘を収録したDVDが付いている。
創刊号のDVDに収録されているのは、猪木失神事件が起こった、第1回IWGP決勝の猪木vsホーガン戦。同決勝リーグの猪木vs前田戦。タイガー伝説の始まり、タイガーマスクvsキッド戦。新日外国人対決のベストバウト、アンドレvsハンセン戦。どれもが新日本ファンにとっては伝説の試合だ。このDVDを観ると、熱かったあの頃の気持ちがよみがえってきた。
突然目の前に現れたアンドレの大きさに、足がすくんだ思い出。猪木、タイガー、長州などの試合で叫び疲れ、翌日には声が出なくなった思い出。ストロングマシンに追いかけられ、裸足で会場内を逃げ回った思い出。あ〜もうキリがないくらい、次々とよみがえってくる。
この本は隔週発売ということなので、もう第2号も発売されているのかな。毎号買うほど余裕はないので、気になる試合が収録された号は買おうと思う。よみがえれ、闘いのワンダーランド!
『燃えろ!新日本プロレス』至高の名勝負コレクション|集英社- 新日本プロレス
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