ケーブルテレビで放送されていたドイツ映画『マーサの幸せレシピ』。この映画をハリウッドでリメイクした『幸せレシピ』は映画館で観たのだが、こちらのオリジナル版は初めて。リメイクだとは知っていたけれど、オリジナルはドイツ映画だったんだね。
リメイク版の方は、主演のキャサリン・ゼタ=ジョーンズと、子役のアビゲイル・ブレスリンの演技はとてもよかったのだが、全体が、なんとなく大味な感じがした。
しかし、オリジナル版の方は、役者さんは知らない人ばかりだったのだが、全体がしっかりと構成された感じで、あぁ、これはこういう話だったんだと納得させられ、観終えたあとには、とても満足感がある映画だった。
二つの映画の違いはというと、こちらのオリジナル版の方は、キャラクターの背景や行動をしっかりと理由付けて丁寧に描いた、家族(親子?)の関係を描いた作品。対するリメイク版の方は、その設定を利用して恋愛モノに仕立て、役者陣の演技や魅力を押し出して、楽しげな雰囲気に仕上げた作品。といった感じだろうか。
まあ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは結構好きなので、リメイク版の方も楽しめたのだが、両方を比べてみると、やはりオリジナル版の方が好みかな。
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