たしか6月ごろ、うちの親が知り合いから、鈴虫の幼虫を大量にもらってきた。ほんの数ミリの小さな幼虫。その幼虫を昆虫ケースに入れて、土や木、そしてナスと粉末の鈴虫の餌を入れ、家の中で飼ってきた。
何度も脱皮を繰り返して、少しずつ大きくなっていった鈴虫たち。8月も中旬を過ぎると羽化が始まり、羽の生えた成虫がちらほらと。成虫になるとオスは羽をこすり合わせて鳴くのだが、このころは成虫の数も少なく、夜になるとたまに「ジジ〜、ジジ〜」と聞こえる程度だった。まだ鳴くのになれていないのか、鳴き方もたどたどしい。
しかし、いまではほとんどが羽の生えた成虫となり、鳴くのも昼夜を問わない。なれてきたのか、鈴虫らしい鈴のような鳴き声で、「リリ〜ン、リリ〜ン」と鳴いている。1匹が鳴き出すと、他の鈴虫も競い合うように鳴き出し、本当に賑やかな演奏会だ。ちょっと数が多かったのか、大合唱になっているが……。
ところで、鈴虫の鳴き声は周波数が高すぎるので、普通の電話では聴こえないと聞いたことがあるのだが、本当なのだろうか? 今度試してみようかな。
電話で聞かしてください!(笑)
お〜っ、今度電話してやるぜっ!(笑)