フレンチ・コメディの『赤ちゃんの逆襲』。建築家を目指すシモンは、学生時代に自分がデザインしたものとそっくりなミュージアムを見つける。建築会社へ乗り込み社長のポレルに抗議をするが冷たく追い返されてしまうシモン。おまけに警備員から逃げる途中、うっかりポレルの車にはねられてしまい死亡。しかも、なんとポレルの赤ちゃんとして生まれ変わってしまう。生まれ変わったシモンは、何とかポレルに恨みを晴らそうとするが……。
昨年日本でも公開され、面白そうな映画だなとは思っていたのだが、結局地元では公開されなかったのでそのまま。今回DVDがレンタル開始されていたのでやっと観ることができた。ほんとミニシアター系の映画って地方だとやらないんだよなぁ。
赤ちゃんが喋る映画といえば『ベイビー・トーク』など色々あるが、この『赤ちゃんの逆襲』は、恨みを持って生まれ変わった報復に燃える赤ちゃんという設定がブラックで面白い。子煩悩なポレルや嫁姑の対決など見所も色々。なかなか楽しめる映画だった。
生まれ変わった赤ちゃんといえば、とみさわ千夏の『てやんでいBaby』という漫画があった。あちらはヤクザが若い夫婦の赤ちゃんに生まれ変わってしまうという設定だが、とにかく笑いが止まらなくなる面白い漫画だった。連載が途中で終わってしまったのが残念で是非再開して欲しいモノだ。とりあえず棚から引っ張り出して、こちらの方も久しぶりに読んでみようと思う。
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