ロス・アンゼルス。午前3時過ぎ。ロデオ通り。一軒のブティックのショー・ウインドウの中、一心にディスプレイをする日本人らしき女性がいる。その真剣な横顔が、流葉爽太郎の心に焼き付いた……。広告主は全米最大の製薬会社。ロスに飛んだ爽太郎を待っていたのは、仕事に夢と誇りを持つ3人の女性との出逢いだった。
喜多嶋隆『ビバリー・ヒルズで朝帰り』(光文社、2006年)、カバー
光文社文庫より喜多嶋隆の新刊『ビバリー・ヒルズで朝帰り』。喜多嶋隆の作品の中でも人気の高いCFギャング・シリーズ最新刊。ハードカバーの単行本が続いたが、久しぶりの文庫本。
毎日のワールドカップ観戦で忙しい中、しっかりと新刊チェックをして、あっという間に読破。やっぱりこのシリーズはいいね。今回の登場する3人の女性。20代、30代、40代の「いい女」。年齢に関係なく、それぞれが輝いている。頑張らなきゃ、という気にさせられた一冊だった。
喜多嶋 隆のホームページ- 光文社
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