知らぬ間に刊行されていた、喜多嶋隆のCFギャング・シリーズ最新刊、光文社文庫の『15秒の奇跡』。喜多嶋隆の文庫本はほとんど持っているのだが、はまるきっかけになったのがこのシリーズだ。
30秒のCFに命をかける男、流葉爽太郎。のはずが、今回は15秒オンリーという依頼。潰れかけていたアパレル・メーカーの社運を懸けた15秒のスポットCF。爽太郎が起用したのは一人の女性ヨット・カメラマン。
水戸黄門のようないつもの展開と結果で、安心して読める。相変わらず爽やかな喜多嶋ワールドを充分に堪能させてもらった。
喜多嶋 隆のホームページ- 光文社
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