POCKET BASE - Category:Review

志の輔らくご in PARCO 2008年 歓喜の歌

WOWOWで放送されていた、『志の輔らくご in PARCO 2008年 歓喜の歌』を見た。今年の2月に公開された映画『歓喜の歌』のオリジナルとなる創作落語で、今年の1月に、パルコ劇場で公演されたモノだ。

映画が面白かったので、落語の方もぜひ聞いてみたいと思っていたのだが、映画に負けず劣らず、オリジナルの落語も想像していた以上に面白い。

落語の内容もそうだが、あの語り口調と雰囲気は独特のもので、よりいっそうの面白さを演出している。さすが、今、最もチケットを取るのが難しいと言われる落語家。「志の輔ワールド」ともいわれる、立川志の輔の落語の世界を少し感じ取れた気がする。

しかし、今までにテレビでは何度か立川志の輔の落語を聴いたことはあるのだが、ライブで聴いたことは一度もない。地元富山の出身ということもあり、イベントなどで見かけたことは何度もあるのだが。そういえば昔、CFの撮影でうちのスタジオに来たこともあったなぁ。機会があれば、ぜひライブで落語を聴き、「志の輔ワールド」を肌で直に感じてみたいものだ。

あの虹に、ティー・ショット

喜多嶋隆の新刊、『あの虹に、ティー・ショット』が光文社文庫より。タイトルからも分かるが、ゴルフを題材にしたモノ。

舞台はハワイ。16歳の日系5世の少女が、たった3本のクラブで大会に挑み、旋風を巻き起こすというストーリー。ゴルフは打ちっ放ししかやったことはないのだが、とても面白く読むことができた。

以前、角川文庫から出ていたポニー・テール・シリーズと同じような雰囲気で、何だか懐かしい感じ。あのシリーズも結構好きなんだよね。この『あの虹に、ティー・ショット』も、今後はシリーズモノとして続くのかな? 読み終わった後は、表紙の真っ青な空のように、晴れやかな気持ちになる小説だった。

最高の人生の見つけ方

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという、二大オスカー俳優同士の共演で話題の映画『最高の人生の見つけ方』を観てきた。監督は、『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督。ここ二、三か月に観た映画は、どうもハズレばかりを選んでいたようで、イマイチだったのだが、この『最高の人生の見つけ方』は、久しぶりに心の琴線に触れた。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの演技は当然素晴らしく、安心して観ることができる。ストーリーと演出も、充実しているが過度なモノではない。最近の映画によくある、説明臭さがなく、適度に間引かれているストーリー展開と演出は、観ているうちにどんどんと引き込まれていく。また、序盤からいろいろと伏線が張られており、それらをひとつひとつ回収していく展開が面白い。特に、冒頭から中盤、そしてエンディングへと繋がるフリとオチは、傑出していると思う。

原題は『THE BUCKET LIST』で、これは「棺桶リスト」という意味。余命6か月と宣告を受けた老人二人が、棺桶に入る前に自分がやりたいことをリストに書き出し、それらをひとつひとつ実現させていくカタチで、ストーリーが進んでいく。その中で、「あれは、もしかしてこういうことだったのか」とか、「あれが、こんな所へ繋がってくるのか」と納得させられるシーンが数多くちりばめられている。なんというか、じっくりと、何度も観返したくなる映画だった。

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