ホンダが、2015年シリーズからF1へ復帰することを正式に発表した。マクラーレンとのジョイントプロジェクト。ホンダがエンジンとエネルギー回生システムを開発・製造し、マクラーレンへ供給。「マクラーレン・ホンダ」として活動する。
1964年から1968年、ホンダ単独チームで参戦した第1期。1983年から1992年、スピリットから始まり、ウィリアムズ、ロータス、マクラーレン、ティレルへとエンジンを供給した第2期。2000年から2005年は、B・A・R、ジョーダンへエンジンを供給し、2006年から2008年には、フルコンストラクターとして参戦を再開した第3期。そして今回、ホンダのF1活動第4期が、2015年から始まることが発表されたわけだ。
ホンダのF1黄金期といえば、間違いなくエンジンサプライヤーとして参戦した第2期だろう。1986年からは、ウィリアムズとマクラーレンで、6年連続コンストラクターズチャンピオンとなった。
なかでも1988年は刺激的な年だった。マクラーレン・ホンダとして、アラン・プロスト、アイルトン・セナをドライバーに擁し、年間16戦中15勝。ポールポジションも15回。コンストラクターズチャンピオン、ドライバーズチャンピオンを獲得。他チームを寄せ付けない赤と白のマシンの活躍に興奮したのを、今でも覚えている。
2015年からマクラーレン・ホンダが復活することになったわけだが、F1は来年より、現在のV型8気筒2.4L NAエンジンから、V型6気筒1.6Lターボエンジンの使用へとレギュレーションが変更される。
1988年に圧倒的な強さを誇ったときのホンダエンジンは、V型6気筒1.5Lターボエンジン。同様のターボエンジンでチームがマクラーレン・ホンダとくれば、当時を知る者として期待せずにはいられない。再来年が楽しみだなぁ。
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