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超熟×かもめ食堂

昨年映画が公開、そしてDVDも発売された『かもめ食堂』。この2月に入ってから、時々TVでその映画のワンシーンのような映像が流れている。

実はこれ、Pascoの食パン「超熟」のCF。以前からCFに出演していた小林聡美つながりという事で、映画『かもめ食堂』とのコラボレーションとなっているようだ。この組み合わせ、Good Job。

朝、市場で買い物をしているサチエさん。店に帰ってきて開店の準備。軽やかな音を立てて玉ねぎを切っている。鍋には美味しそうに煮えているミックスベリージャム。食パンにレタスやサーモン、玉ねぎなどをはさんでサンドイッチを作る。サクリと小気味よい音でサンドイッチを半分に。そしてラストは映画の中で何度も観たサチエさんの「いらっしゃい」というセリフと笑顔。15秒の中に『かもめ食堂』が詰め込まれ、商品の「超熟」もたまらなく美味しそうなCFになっている。

現在放送されているのは「春夏篇」。もうワンパターン「秋冬篇」も作られているという事でそちらも今から楽しみだ。

そういえば最近、幻冬舎より刊行されている原作の方の『かもめ食堂』の単行本を買って読んでみた。映画では描かれていない描写などもあり、こちらもなかなか面白い。読み終わると、映画の方もまた観たくなった。

一匹の茶トラが、僕らを出会わせてくれた……。猫によって、ゆっくりと癒され、結びついていく、孤独な人々の心と心……。静かな救済の物語——。猫を愛するように、もっと素直に人を愛せないんだろう?

喜多嶋隆『キャット・シッターの君に。』(角川書店, 2006)帯

キャット・シッターの君に。

喜多嶋隆の新刊『キャット・シッターの君に。』が角川書店よりハードカバーの単行本で。作者が公式サイトで「猫が好きで、いまも3匹の猫と暮している僕が、ぜひ、世の中に送り出したかった小説。」とコメントしているとおり、内容からは猫への愛情がひしひしと感じられる。

前回の単行本『水恋 SUIREN』とは違い、希望にあふれた爽やかなラストがいいね。いつもの爽快感のある喜多嶋節とも違うし、最近のハードカバーシリーズのような重い感じでもない。表紙の淡いバックに猫が気持ちよさそうに寝ているイメージが小説の雰囲気そのままかな。猫と猫を愛する人たちのいろいろなドラマが展開し、登場人物たちが猫に癒され、読み手も猫に癒される。そんな小説。

喜多嶋隆といえば、先週あたり何かの番組に早見優が出ていて、デビュー前のペンタックスMGのCFが紹介されていたけれど、あれって喜多嶋隆がCFディレクターをやっていた頃の作品だよね。CFギャングシリーズの流葉爽太郎が作るCFそのままという感じで、キャッチコピーは「君が大人になる頃、僕はプロになっているかもしれない……」。懐かしいな。

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