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ピザハッ亭

NHKの連続テレビ小説『ちりとてちん』が視聴率もよく、大好評のうちに今月末で最終回を迎えるとのこと。私も毎回欠かさず見ている、数少ないテレビ番組のひとつだ。

ところで、ちりとてちん効果なのか、はたまたそれ以前からなのか、世の中にはひそかに落語ブームが到来しているそうな。確かに、最近は落語を題材にしたテレビや映画も多く、ネット上でも落語に関するサイトをよく見かける。

そんなサイトの一つが、ピザハット提供の落語サイト「ピザハッ亭」。演目により、音声だけのモノと映像付きのモノがあるが、面白いのは映像付きの方で、前の席と後ろの席が選べる。前の席は表情をしっかり見たい人向け。後ろの席は所作(身振り)をしっかり見たい人向けだそうだ。なかなかマニアックなこだわり。

なお、音声だけの方はポッドキャストでも配信されており、iTunesやiPodなどで楽しむこともできる。また、iTunes Storeでは、「ピザハッ亭」を含めいくつかの落語のポッドキャストを無料で聴くことができる。iPodに落語を入れて持ち歩くっていうのもなかなかいいよね。

さてさて、本格的な落語ブームはやって来るのだろうか。昨今のお笑いブームは何だか収拾がつかなくなった感じで、少々辟易としていたところ。ここらでひとつ本格的な落語ブームを。結構楽しみにしている。

歓喜の歌

地元富山県出身の落語家、立川志の輔の同名新作落語を映画化した『歓喜の歌』を観てきた。上映終了後には、立川志の輔をはじめ、監督の松岡錠司、主演の小林薫による舞台挨拶も。

私は、落語を映画化したモノはおそらく始めて観たし、落語というモノをそんなに詳しい訳でもないが、この映画は、落語の世界観がとても良く表現された映画だと思う。

一般庶民の日常生活の中で起こる出来事を、面白可笑しく表現する。登場する人物もそれぞれが個性的。現実の世界では勘弁して欲しいと思うような人物でも、噺の中ではどこか憎めない。とんでもないことをしでかすような人物でも、何故か笑って許せてしまう。そしてその行動に、身体の奥底からふつふつと笑いが込み上げてくる。この映画は、そんな落語の世界を、別ジャンルの映画という世界でうまく表現するとともに、かつての日本映画、昭和の映画が持っていた香りがプンプンとする喜劇作品だ。

上映終了後には、自然と会場内が温かい拍手で包まれた。舞台挨拶での、監督などのひと言ひと言にも大きな拍手。楽しくて、優しくて、心がほっこりと温まる。この寒い季節にピッタリな映画。

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