- 2007-07-25
- Review
- アニメ, ピアノの森, 映画, 漫画

一年以上前に映画化が発表されてから、公開をずっと楽しみに待っていたアニメ映画『ピアノの森』。原作はモーニングで連載中の一色まことの漫画だ。
原作では様々な出会いを経て成長していく海の姿が描かれているが、今回映画化されているのは原作の序盤。海が初めて出場するピアノコンクールまで。そして、ピアノコンクールまでの過程とはあまり繋がりのない、細かな設定やバックグラウンドのストーリなど、原作からは色々と省かれている話が多い。まあ、その分ストーリーもすっきりとしており、原作を知らない人にも分かりやすくなっているのだと思う。これはこれで明快な映画になっており、子供から大人まで楽しめるんじゃないかな。
見所としては、海外でも定評のあるマッドハウス制作の綺麗な映像もそうだが、なんといっても劇中に出てくる、海をはじめとするキャラクターたちのピアノ演奏だろう。特に海のパートは、世界的ピアニストであるウラディーミル・アシュケナージが演奏を担当しているそうだ。綺麗な映像と本格的なピアノ演奏で、本当に心を揺さぶられる作品だと思う。是非続編を期待したい。
- 2007-07-10
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- テレビ, ドラマ, 本, 漫画

今週末の7月14日午後9時から、フジテレビ系でスペシャルドラマ『島根の弁護士』が放送される。弁護士の数が日本一少ない島根県を舞台に、弁護士になるべく同県にやってきたヒロイン、山崎水穂の奮闘が描かれた作品。
ビジネスジャンプで連載中のあおきてつおによる同名のコミックが原作だ。あおきてつおのコミックは、この『島根の弁護士』はもちろん、『緋が走る』や『美咲の器』も全て持っており、好きなコミックのドラマ化なので結構期待している。キャストも安心できる面々だしね。そういえば『緋が走る』の方も、昔NHKで連続ドラマ化されたんだよね。そっちは残念ながら見られなかったので、今回は見逃さないようにしないと。
それにしても、ヒロインに仲間由紀恵というのは確かに安心できるキャスティングだし、結構好きな女優さんだが、巨乳キャラの山崎水穂役に貧乳キャラの仲間由紀恵を持ってきたのは、ある意味狙っているのだろうか。

久々のコミックネタ、1年ぶりぐらいかな。たなかじゅんの『ナッちゃん』第21巻。この巻で最終巻となっている。
幼い頃から機械いじりが大好きだったナツコ。亡き父の跡を継ぎ、母と二人で実家の阪本工作所を切り盛りする。工夫と努力をモットーに、誰もが手を焼く注文も、次々と楽しく解決していく。鉄工所という、漫画としては珍しいジャンルを舞台にする下町人情譚。
こういった職人系の漫画は結構好きなジャンルで、持っているコミックでも、職人系というか職業系のモノが多い。子供の頃から、まわりに職人が普通にいる環境で育ったからかな。
この『ナッちゃん』は工作系の業界紙などでも紹介されたらしく、業界の一部では結構人気があるらしい。この巻の巻末にも書いてあったが、この漫画に出てくるような「今すぐに、早く、安く、何とかしてくれ」というような仕事を「ナッちゃん仕事」と呼んでいるそうだ。
こういう「ナッちゃん仕事」は、どんな業界にもある事だろう。できるなら避けたいが、どうしてもやらなければならない事もある。そして、そういう仕事がこなせるとなると、どうしてもこなせる所にばかり「ナッちゃん仕事」が集まってきてしまう。難しい所だよね。
- 2007-01-09
- Review
- DVD, 映画, 本, 漫画

フレンチ・コメディの『赤ちゃんの逆襲』。建築家を目指すシモンは、学生時代に自分がデザインしたものとそっくりなミュージアムを見つける。建築会社へ乗り込み社長のポレルに抗議をするが冷たく追い返されてしまうシモン。おまけに警備員から逃げる途中、うっかりポレルの車にはねられてしまい死亡。しかも、なんとポレルの赤ちゃんとして生まれ変わってしまう。生まれ変わったシモンは、何とかポレルに恨みを晴らそうとするが……。
昨年日本でも公開され、面白そうな映画だなとは思っていたのだが、結局地元では公開されなかったのでそのまま。今回DVDがレンタル開始されていたのでやっと観ることが出来た。ほんとミニシアター系の映画って地方だとやらないんだよなぁ。
赤ちゃんが喋る映画といえば『ベイビー・トーク』など色々あるが、この『赤ちゃんの逆襲』は、恨みを持って生まれ変わった報復に燃える赤ちゃんという設定がブラックで面白い。子煩悩なポレルや嫁姑の対決など見所も色々。なかなか楽しめる映画だった。
生まれ変わった赤ちゃんといえば、とみさわ千夏の『てやんでいBaby』という漫画があった。あちらはヤクザが若い夫婦の赤ちゃんに生まれ変わってしまうという設定だが、とにかく笑いが止まらなくなる面白い漫画だった。連載が途中で終わってしまったのが残念で是非再開して欲しいモノだ。とりあえず棚から引っ張り出して、こちらの方も久しぶりに読んでみようと思う。
純粋な心を持つわんぱく少年が授かった、幽霊が見える不思議な能力。少年は、幽霊たちが地上に残した愛する者への思いを通じて、大切な家族の絆を知っていく——

一色まことの漫画が原作の映画『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』。原作の方は10年ぐらい前の作品。さすがに雑誌の方は読んでいなかったが、コミックが発売されるたびに買って今でも保管してあるくらい好きな作品だ。好きな作品の実写化という事で不安もあったが、オリジナル設定とオリジナルエピソードということで割り切って見る事に。
夏休みのファミリー向け邦画作品という事で、大作映画のような雰囲気など全くないが、魅力ある役者陣の演技と分かりやすいストーリーでなかなか楽しめる映画だった。これぞ夏休みファミリー映画という感じ。でもジロの出番がもっと欲しかったかな。
ところで、原作の方のコミックは映画のためか今年になって新装版として出たようだ。昔のコミックは4巻で最終回なのでそこまでは持っていたのだが、新装版には番外編として5巻が出ている。昔のコミックにも5巻があったけど出ているのに気付かなかっただけかなぁ? とりあえず新装版の5巻を購入して久しぶりに1巻から続けて読んでみたが、やっぱりいいねこの作品は。映画を見た人は原作も是非。