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用意された地図を捨て、新しい世界への第一歩を踏みだす4人のヒロイン! 舞台は長野、ハワイ、湘南、ロス。進路や恋、仕事など人生最大のターニングポイントの先に待つのは成功か、失敗か? 幸せか、ほろ苦さか……。それぞれの迷いや不安と闘いながら、勇気をもって自分らしい道を選び取っていく女性たちの輝きを描き出す。向かい風に負けずに前を向いて人生を進んでいく全ての人にエールを送る極上の青春小説集!

喜多嶋隆『地図を捨てた彼女たち』(角川書店、2012年)、カバー

地図を捨てた彼女たち

喜多嶋隆の新刊、『地図を捨てた彼女たち』が角川文庫より。

生き方を選択するための地図を見ながら歩んでいけば、失敗の少ない人生を送れる。しかし、今作に登場する4人のヒロインたちは、その地図を捨て、自らの意思で歩み続ける決心をした。

その先がどんな道なのか、そこに何が待っているのか、誰にもわからない。しかし、勇気を持って、自らの意思でその道を選べば、たとえ困難な道でも、もし何かを得られるならば、それはきっと、地図にある用意された安全な道を進んだよりも、大きな喜びが得られるだろう。

人は皆臆病だ。常に安全な道がないかを探してしまう。その先の道がどうなっているのか、地図に出ているならば、それに頼ってしまう。しかし、ちょっとした分かれ道に差しかかった時、今作のヒロインたちのように、自らの意思で、自分らしい選択をしてみれば、もしかすると何かが変わるのかも。そんな勇気が欲しいなぁ。

ところで、今作のカバー表紙デザインだが、タイトルが縦書きになっているね。いままで、喜多嶋隆の光文社文庫のモノでは縦書きタイトルが何度かあったけれど、角川文庫のモノでは初めてかも。ずっと横書きだったので、ちょっと変わった感じ。

TJとやま 半額カレー

あいかわらず雪は降り続け、寒い毎日が続いている。しかし、富山では今月もカレーが熱い! といわれても、何のことだかさっぱり分からないと思うが……。

実は、現在発売中の富山のタウン情報誌『TJとやま』2月号では、県内カレー店の特集とともに、なんと、紹介されている全30店で、指定メニューのカレーが半額になるという、貧乏人にはとてもありがたいクーポンが付いている。

先月末から今月末まで、お店によって期間が違うが、このクーポンがあれば、いろいろなお店のいろいろなカレーが、いつもの半額で食べられるという、夢のような1か月。

まだまだ寒い2月だが、スパイシーなカレーで寒さを吹き飛ばそう。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第23巻

安彦良和の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第23巻。角川書店の『月刊ガンダムエース』で、2001年の創刊号から約10年間にわたり連載されていたTHE ORIGINのコミックも、この第23巻で完結となった。

この『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、安彦良和が作画監督およびキャラクターデザイナーとして関わった、アニメ版の『機動戦士ガンダム』とは内容が少し違う。

従来あったいろいろな設定は見直され、矛盾点が修正されている。そして、必要のないエピソードをカットしたり、重要なエピソードは深く掘り下げたりと、安彦良和の独自の解釈で、ガンダム史を再構築して描かれている。

また、過去編として、シャアとセイラ兄妹の幼少期からの物語に絡め、一年戦争開戦へ至るまでの、アニメ版では語られなかったエピソードなども丹念に描かれている。まさに安彦良和によるガンダムの“THE ORIGIN”だ。

最終巻となる第23巻を購入後、あらためて第1巻からじっくりと読み返してみた。読み進めていくうちに、子供のころのあの気持ちがふつふつとよみがえり、エンディングにかけての盛り上がりには、熱く込み上げてくるモノがあった。

こんなに素晴らしいクオリティの作品を、約10年間にもわたって、本当にお疲れさまでした。と思ったら、最終巻と同時発売の公式ガイドブックに『アルテイシア 0083』という作品が掲載されている。一年戦争後のセイラを追った短編のようだが、これで終わっていなく、今後の『月刊ガンダムエース』の方で続きが掲載されるらしい。

嬉しいことに“THE ORIGIN”は、もう少し続きが楽しめるようだ。

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