POCKET BASE - Tag:映画

チェンジリング

クリント・イーストウッドが監督の映画『チェンジリング』を観てきた。主演のアンジェリーナ・ジョリーが、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことでも注目されていた映画。

ある日突然、9歳の息子が行方不明となり、必死に探し続ける母親。5か月後、警察の捜査により帰ってきた息子は別人だった。

この映画は、1928年にアメリカのロサンゼルスで実際に起きた、衝撃的な事件が元になっているらしい。なんとも信じられないような話だが、この事件について報じた、当時のロサンゼルス・タイムズの記事を、公式サイトから見ることができる。

記事には、アンジェリーナ・ジョリーが演じた、母親クリスティンや、息子ウォルターの写真も掲載されており、この衝撃的な事件が事実であることを実感させられた。

ところで、主演のアンジェリーナ・ジョリー。彼女の映画は、アクション系のモノしか観たことがなかったので、この内容でどんな演技をするのか楽しみだったのだが、さすがにアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるだけあって、言葉すら出ない迫真の演技。すごい女優さんだったんだね、今まで勘違いしていてゴメン。

また、この映画からは、事件当時のアメリカ西海岸の雰囲気がとてもよく伝わってくるように感じた。音楽や映像での過剰な演出などはなく、ファッションやメイク、街並みや小物、空気感や色彩を、ただ淡々と表現している。そして、主役の脇を固める役者陣も、その雰囲気にピッタリとあった素晴らしい演技。だからこそ、いわゆる禁酒法時代といわれる1920〜1930年代の、渾沌とした社会の雰囲気がストレートに伝わり、現在では信じられないような当時の事件に、リアル感を生み出し、映画の中に感情移入させられるのだろう。

この『チェンジリング』、アカデミー賞主演女優賞だけではなく、作品賞にノミネートされても良かったような気がするのだが。

第81回アカデミー賞

アメリカ映画界最大の祭典、第81回アカデミー賞の授賞式が、ハリウッドのコダックシアターで行われ、日本からは、加藤久仁生監督の『つみきのいえ』が短編アニメ賞を、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が外国語映画賞を受賞した。

日本映画の受賞は、第75回に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が長編アニメ賞を受賞して以来6年ぶり。もしかして、2作品の同時受賞は初めて?

滝田洋二郎監督が、地元の高岡市福岡町出身ということもあり、『おくりびと』のノミネートが発表されてから、こんな田舎でも結構盛り上がっていたいたのだが、外国語映画賞受賞ということで、よりいっそうの盛り上がり。こういうことでもないと、田舎は盛り上がらないからね。いいことだ。

といいつつも、実は『おくりびと』をまだ観ていない。「死」をテーマにした作品ということで、気が重くなりそう感じがして、公開時には敬遠していたのだが、そうでもないみたい。こうなってくると、何だか観たくなってきた。現金なもんだね。

地元の映画館で、今週末までの予定でアンコール上映をしていたけれど、この度の受賞で上映期間が延びるかな? 時間があれば観てこよう。

ところで、授賞式の模様はWOWOWの夜の放送で見ていたのだが、思いっきりウケたのが、『つみきのいえ』で短編アニメ賞を受賞した加藤久仁生監督の受賞スピーチだ。

おそらく、加藤久仁生監督が所属する会社「ロボット」に掛けて言った「ドウモアリガトウ、ミスターロボット」。会場中にも、物凄くウケていた。やはり皆、1980年台に大ヒットした、Styxの「Mr.Roboto」のフレーズがすぐに思い浮かんだのだろう。

ニュースなどでは、滝田洋二郎監督の『おくりびと』方が大きな扱いだが、受賞スピーチでは、加藤久仁生監督の勝ち! 最高の受賞スピーチだった。

20世紀少年 <第2章> 最後の希望

浦沢直樹の漫画が原作の映画『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』を観てきた。全三部作の第2章。公開前日にテレビでやっていた『20世紀少年 〜もう一つの第1章〜』で前作を復習し、準備万端で映画館に。

なんというか、ほんと大満足。前作以上のテンポと盛り上がり。原作の単行本約10冊分をギュッと詰め込み、よりいっそう面白く仕上がっていた。

今回、新しく登場した人物も多かったが、中でも遠藤カンナ役の平愛梨が、思っていた以上によかった。かなり原作を勉強しているなという感じ。また、小泉響子役の木南晴夏。これがまた、かなりいい味を出しており、原作の小泉響子が、そのままスクリーンに飛び出してきた雰囲気。周りのベテラン陣を、思いっきり喰っていたね。

ところで、登場人物やさまざまな場面で、原作そのままというシーンが多いのは前作と同じだが、話の展開が、原作とは少し違う感じになってきている。制作発表時にあった「物語のカギを握る『ともだち』に関し、原作とは違う新解釈」というあたりが、第3章に向けて、少しずつ顔を出し始めてきたというところか。

ラストとなる第3章は、約半年後の8月29日公開。楽しみに待っていよう。

そういえば、第2章の公開に合わせて、第1章のBlu-rayが発売されていたので、初Blu-rayソフトを購入しようかとも思ったのだが、おそらく全三部作のBlu-ray Boxが出そうなので、それまで我慢。……出るよね?

Page 4 of 15« Newest...23456...10...Oldest »

Utilities