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ブラッド・ダイヤモンド

エドワード・ズウィック監督、レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー出演の映画『ブラッド・ダイヤモンド』を観てきた。ディカプリオ出演の作品を映画館で観るのは初めて。

ひとりは救いのない現実から脱出するための、最後のチケットとして。ひとりは引き離された家族を奪還するための、なけなしの切り札として。ひとりはどうしても暴かなければならない真実のための、動かぬ証拠として。一つのダイヤをめぐる、まったく違う3つの望み。狂気と混乱が支配する、舞台は内戦下のアフリカ。地域紛争が激化する「ブラッド・ダイヤモンド」の現実問題に言及した内容について、米国務省が批判したことでも話題となった問題作。

ディカプリオの出演する映画の中では一番好きな映画になったかも。まあ、今までの作品であまり好きなものがなかったんだけどね。とにかくディカプリオとジャイモン・フンスーが魅せる迫真の演技が良かった。やるじゃん、ディカプリオ。見直したよ。

宝石といえば今までに何度か買った事はあったが(not 自分のため)、ダイヤモンドは一度も買った事がないなぁ。ということは、当然紛争ダイヤを手にした事はないという事で、ゲリラたちの資金源にもなっていないと、ひと安心。しかしこの問題、ダイヤモンド業界は解決したといっているが、本当に解決したのだろうか。

パフューム ある人殺しの物語

パトリック・ジュースキント原作の映画『パフューム ある人殺しの物語』。スピルバーグやスコセッシといった巨匠たちが映画化を熱望するも叶わず、結局監督の座を射止めたのはトム・ティクヴァ。すみません、知らない監督です。しかしドイツやアメリカなどでかなり評判が良く、トレーラーを見ても面白そうだったので観に行く事に。

何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける、驚異の嗅覚を持って生まれた主人公グルヌイユ。社会の最下層から這い上がり、パリの香水調合師バルディーニに弟子入りして香水の作り方を学んだ後、もっと高度な技術を求め職人の街グラースへと向かう。グルヌイユは、天使の香りの如き至高の香水を創りたいと願っていた。グルヌイユが追い求める至高の香水とは? そして、禁断の香水創りに着手するグルヌイユは……。

この映画は様々な匂い、香りが表現されている。目に見えないものを映像で表現するというのは難しい事だが、その難題も、音、音楽、会話、映像など様々なファクターを用いてクリアされている。そして、観る側がほんの少し想像力をふくらませる事で、その映像はよりいっそう際立ってくるだろう。猥雑な映像と匂い。美しく官能的な映像と香り。光と影。対極にありながら表裏一体であるもの。まさに「パフューム」の世界が見事に描かれた映画だった。

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

ホイチョイ・プロダクションズ原作の『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を観てきた。ホイチョイといえば『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』など、まさにバブル全盛の時代にヒット作を生み出してきたプロダクション。そのホイチョイが、バブルの時代へタイムスリップというネタで新作を公開。

財務省は偶然タイムマシンを発明した研究者を1990年へ送り込んだ。目的はバブル崩壊の引き金となった大蔵省通達を阻止するため。だが、送り込んだ研究者からの連絡が途絶えたために計画は頓挫する。しかし、研究者に娘がいる事が分かり今度はその娘に白羽の矢が立った。まあ、ここまではありがちな設定だがある意味王道といったところか。意を決し、母親の救出と日本の歴史を変えるという重大な任務を背負って乗り込むタイムマシンは、何故かドラム式洗濯機……。何故か? それはこの映画が日立製作所とのタイアップだから。いや、もうなんだかバカらしくって面白い。

娘役の広末涼子がバブル全盛の時代に乗り込んでからの映像は、とにかく懐かしくて楽しい。ディスコにユーロビート、ボーイズ・タウン・ギャング、リンドバーグにプリプリ。紺ブレ、ワンレン、ボディコン。ティラミスにサントリージアス。資生堂の今井美樹や鉄骨娘のCF。他にも、当時を知る人には分かる細かいネタがあちこちにいっぱい仕込まれている。

あのメチャクチャな時代を反省しているわけでもなく、揶揄するでもなく、とにかく難しい事は考えずに「バブルって、サイコー!」と楽しんでしまおうと作られたのがこの映画だと思う。ある意味バブル的思想かな。まあ、その割り切り方がこの映画の良さなのかもしれない。とにかく、この時代が懐かしいと感じる世代にはお勧めの映画だろう。

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