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テルマエ・ロマエ

マンガ大賞2010で大賞を受賞した、ヤマザキマリの人気漫画が原作の映画『テルマエ・ロマエ』を観てきた。

古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウスが、古代ローマと現代日本の風呂を、タイムスリップしながら巡るという、入浴スペクタクルコメディ? 原作の漫画も面白かったし、今年の頭に放送されていたテレビアニメも、短かったが面白かったので、映画も楽しみにしていた。

イタリア最大の映画撮影所にある巨大オープンセットで、1,000人の現地エキストラを使って撮影されたという古代ローマの街中風景は、コメディ映画とは思えないほどの臨場感。大作映画並みに感じられた。

主演の阿部寛を始めとする古代ローマ人には、とにかく顔の濃い俳優陣がキャスティングされている。これがまた、現地エキストラに違和感なく溶け込んでおり、映画の中では、どうみても古代ローマ人。

また、平たい顔族こと現代日本人を演じる俳優陣が、これまたいい味を出している。中でも、いか八朗と菅登未男は、まさに“The 平たい顔族”という感じ。失礼ながら、お二方とも存じ上げなかったのだが、こういう味のある俳優さんもいたんだね。

この映画の良さは、ほんうに絶妙なキャスティングの賜物だと思う。

地元の高岡市民会館で、東日本大震災の復興支援も兼ねて上映された映画『エクレール・お菓子放浪記』を観てきた。

西村滋のロングセラー小説を原作に映画化したもの。戦中戦後の混乱期、孤児の少年がいろいろな人たちとの出会いと別れを繰り返しながら、成長していく様を描いた作品。

映画初出演となる子役、吉井一肇を主人公に、いしだあゆみ、林隆三、高橋惠子、遠藤憲一といったベテランが脇を固めている。

この映画は、宮城県石巻市などを中心として撮影され、2011年の3月10日に完成試写会が行なわれた。その翌日に、ロケ地でもあった東北地方を、未曾有の大震災が襲ったのはご存じの通り。

映画の中で登場した建物や自然は、大震災で大きな被害を受け、エキストラで出演するなど、この映画の制作に協力した地元の人たちの多くも被災している。

そのため、この映画は、昨年から全国各地で復興支援を兼ねた上映会が開催されているらしい。この日も、映画が始まる前に、林隆三のナビゲートで、ロケ場所として使用されていたが被災して跡形もなくなった劇場や、葦原などの様子が紹介されていた。

映画本編の方は、最後がちょっと強引な感じもしたが、それでも観て良かったと思える作品。多くの人に観てもらい、少しでも被災地のためになればと思う。

ALWAYS 三丁目の夕日'64

古き良き昭和の時代を舞台に、夕日町三丁目の住人たちを描いた映画『ALWAYS』シリーズの第3弾。前作『ALWAYS 続・三丁目の夕日』から約5年後となる、1964年を舞台にした『ALWAYS 三丁目の夕日'64』を観てきた。

前2作ともに面白かったこともあり、今作にも期待をしていたのだが、予想を裏切らず、安心して観ていられる、予定調和の上に成り立つ面白さ。こういうの結構好き。

タイトルにもなっている1964年の主な出来事といえば、東海道新幹線の開通や東京オリンピックの開催。当然これらは映画の中でも再現されている。晴れ渡った青空に、ブルーインパルスが飛行機雲で描く五輪マークの映像は、この時代のこれから成長していく日本を予感させるものだった。

1958年、1959年ときて、今作は1964年。前作から約5年が経ち、六子役の堀北真希もずいぶん大人っぽくなったし、淳之介役の須賀健太や、一平役の小清水一揮など、子供陣もずいぶん大きくなっている。

この子たちがもっと成長した、三丁目の次回作にもぜひ期待したい。

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