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ハワイ日系移民140年 アロハ・デザイン展

ハワイ日系移民140年 アロハ・デザイン展

先日宿泊した、横浜のホテルニューグランドから少し歩いたところにあるシルク博物館で、「ハワイ日系移民140年 アロハ・デザイン展」が開催されていた。アロハシャツマニアということはないのだが、好きで何着か持っているし、いい機会なので旅行の最終日に行ってきた。

この展覧会は、ハワイ日系移民140年を記念して開催されているモノで、貴重なヴィンテージアロハシャツなど、約200点が展示されている。アロハシャツにはそれぞれ説明が付いていたし、ハワイ日系移民140年の歴史や、日本のテキスタイルデザイン・繊維産業がハワイに与えた影響なども紹介されており、結構見ごたえのある展示となっていた。おかげで、予定より少し長居してしまったかな。

有名なヴィンテージアロハシャツは、復刻版として結構出ているのだが、やはり本物は独特の風合いを醸し出しており、見ていると欲しくなってしまう。しかしまあ、そこはグッと抑えて復刻版で我慢しなければ。そろそろ暖かくなってくるし、また新しいアロハシャツを買おうかな。

ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。

ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。

今年の夏、東京都現代美術館で約2ヶ月に渡り開催された「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」。その時期に東京へ行く事があれば、是非観に行きたかったのだが、残念ながらその機会には恵まれなかった。この作品展、入場するのに1時間から2時間待ちになるくらい人気だったらしい。

作品展が大盛況だったことを受け、これらの作品やドキュメント映像などを収めたDVD『ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。』がリリースされることになったという発表を聞いた時は、すぐに予約。先日発売が開始され、家にも届いたのでじっくりと堪能させてもらった。

男鹿和雄といえば、ジブリ映画『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『もののけ姫』などで美術監督を務め、その他ほとんどのジブリ作品でも背景に携わっている。数多くの名シーンに描かれた美しい背景。時にはキャラクターではなく、背景が主役となるシーンも。

絵職人“男鹿和雄”の描いた風景。その絵には、透明感があり、光や音、匂いなどを実感として感じ取ることができ、その空間の中に自分も引き込まれるようだ。きっと、日本人なら誰もが心の奥底に持っている、原風景を呼び起こされるからだろう。

DVDには、作品展に出品された600点あまりの背景画すべてを収めた静止画集も収録されている。作品展で一枚一枚を観るように堪能することができるので、時間のある時にでもまた、じっくりと観ようと思う。プレイヤを持っていたら、絶対にブルーレイ版の方を買っていたなぁこれ。

怪獣と20世紀の夢 開田裕治展

怪獣と20世紀の夢 開田裕治展

金沢21世紀美術館で「怪獣と20世紀の夢 開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜」が、今日まで開催されていた。最終日前日の昨日、こちらも怪獣関連で唐沢俊一の講演があるという事で、そちらも目当てに観に行ってきた。

開田裕治といえば、ガンダムシリーズのプラモデルパッケージのイラスト。また、ゴジラシリーズやウルトラシリーズなどのLDパッケージのイラストなどが有名。まあ、そのあたりに特に詳しいって訳でもないので、名前を言われてもピンと来なかったりはしたのだが、そう言われれば「ああ、あのイラストを描いていた人か。」と納得。実際に原画を見ても、子どもの頃からよく目にしてきたイラストばかりだった。

原画を見ていると、古い作品などはリキテックスでの手描きだったが、途中からはほとんどPhotoshopで描いているようだ。リキテックスでの作品ほどの質感と風合いはないが、それでも最近のものになるとそれに近い雰囲気の仕上がりで、ほんと綺麗だったなぁ。展示スペースは狭かったけれど、かなり満足。

ちなみに唐沢俊一の講演の方は「三丁目の怪獣〜高度経済成長と怪獣ブーム」という題目で、かつて下町の娯楽の王者だった紙芝居と、その中に出てきた怪獣についてのお話。また、講談師の旭堂南湖による紙芝居講談「原子怪物ガニラ」が。かなり長編なようで途中までだったけれど、最後まで聞きたかったな。

ところで、子どもの頃によく見ていた怪獣といえば、その存在自体にメッセージが含まれたものが多かったけれど、最近の怪獣ってどうなんだろう。

椅子の森から 20世紀の椅子コレクションより

椅子の森から 20世紀の椅子コレクションより

富山県立近代美術館で今月の25日まで開催中の企画展「椅子の森から 20世紀の椅子コレクションより」に行ってきた。

暮らしの中でなじみの深い道具である「椅子」。大量生産が始まった19世紀中頃から今日までの、さまざまな国のデザイナーによる名作デザイン約160点が、時代や造形的特徴などのテーマの下に紹介されている。

8つのテーマにわけられた会場内。いくつかの椅子は実際に座る事ができ、視覚だけではなくその感触も楽しめる作品が置かれている。さまざまなデザインの椅子を見て歩く。その中の椅子に座って少し休憩し、まわりの椅子たちを見渡す。そしてまた次のテーマの椅子たちの所へ歩き出す。そんなふうに、椅子の森を散歩するような感覚で楽しめる企画展だ。

全ての椅子が座れるというわけではないが、それでも、普段は座る事ができないような椅子たちに座る事ができたし、ちょうど学芸員さんによる説明会が始まる時間だったので、説明を聞きながら会場内を回る事ができ、なかなか楽しめた。

さまざまな椅子があったが、特に倉俣史朗の「Miss Blanche」を間近で見られた事が良かった。以前、何かの本で見た時にその美しさに引かれ、是非一度この目で実際に見てみたいと思っていた椅子だ。さすがに座る事はできなかったが、あれはもう座る椅子ではなく、存在する空間を楽しむための椅子だね。とにかく綺麗で本当に一見の価値あり。この椅子を見る事ができただけでもう大満足だ。

いわさきちひろ展 —色のある水墨画—

いわさきちひろ展

富山県水墨美術館で開催されている「いわさきちひろ展 —色のある水墨画—」。かなりの盛況で混雑していると聞いていたのでしばらく控えていたが、もうそろそろ終盤で人出も落ち着いたかなと思い鑑賞してくる事に。しかし思惑は外れ、駐車場は一杯。会場内も販売コーナーも人で一杯。かなりの人気だね。

初期から晩年にいたるまでの代表的な水彩画、スケッチ、素描、油絵など色々な作品が展示されていた。いわさきちひろは水彩画に伝統的な水墨画の技法を生かして独自の画風を生み出していたが、同じような技法が使われた横山大観などの水墨画が併陳され、技法の面からもいわさきちひろ作品の魅力を楽しむ事が出来るようになっていた。最初はどうして水墨美術館でいわさきちひろ展なのだろうと思っていたが面白い切り口だ。

本の挿し絵やポストカード、カレンダーなど様々な所でいわさきちひろの絵を見かけることはあるが、今回始めて見る絵もたくさんあった。代名詞ともいえる子どもたちの絵は透明感あふれる色彩でやさしい雰囲気につつまれているが、まるで見る者に何かを訴えかけているようだ。そんな作品たちに触れ、少し幸せな気分になれ、少し考えさせられる時間だった。

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