POCKET BASE - Category:Review

20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗

浦沢直樹の漫画が原作の映画『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』を観てきた。全三部作の最終章。

第1章の公開から、ちょうど1年。本格科学冒険映画は、すべての謎が解き明かされ、ついに完結となった。

もうひとつの 結末。もうひとりの ともだち。

当初の予告どおり、物語のラストと、ラストに繋がるまでの過程が原作とは異なり、全体的にすっきりと、必要な部分はしっかりとして、原作より分かりやすくなっているような気がした。それでも、原作は読んだ方がいいような……。

さまざまな伏線を回収し、多くの登場人物それぞれのストーリーに決着をつけ、何とか収束させるために、この最終章は、かなり駆け足で展開されていた。そのため、消化不良な部分も出てきていたが、それは仕方のないことだったのだろう。

最終的には、原作の壮大で難解なストーリーを、たった三部作の映画に、よくここまでまとめることが出来たなと感心したし、昨今の原作モノの実写化のできに比べれば、大好きな『20世紀少年』の実写映画化としては、十分に満足できる作品だったと思う。

Blu-ray Boxが出たらぜひ購入して、全三部作を、もう一度じっくりと楽しみたい。

Casa BRUTUS 特別編集 浦沢直樹 読本

マガジンハウスより発売された『Casa BRUTUS 特別編集 浦沢直樹 読本』を購入。

浦沢直樹といえば、『YAWARA!』や『MONSTER』、『20世紀少年』など、数多くの作品を生み出し、日本を代表するといっても過言ではない漫画家のひとり。

このムックは、映画『20世紀少年 <最終章> 僕らの旗』の、今週末からの公開にあわせて発売されたものと思われるが、中身は映画の宣伝ではまったくなく、浦沢直樹のこれまでの作品郡の解説、ロングインタビュー、仕事場であるスタジオナッツの風景、作品の制作プロセスなどなど、じゅうぶんに満足できるボリューム。

なかでも、浦沢作品が、海外でどのように受け入れられているかということを紹介した記事が、日本人とはまた違った目線を知ることができ、とても面白い。

このムックで、浦沢作品の世界にたっぷりと浸りながら、今週末に公開される映画を楽しみにしよう。

第9回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2009

富山県立近代美術館で、来月の27日まで開催されている「第9回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2009」に行ってきた。

世界ポスタートリエンナーレトヤマは、1985年に開催された第1回から、3年に1度のトリエンナーレ方式で開催されている、日本で唯一の国際公募のポスター展。私も、世界中から集まる最新のポスターを、毎回勉強も兼ねて見に行っている。

また、10月18日までの常設展として、「オマージュ・福田繁雄のポスター」も開催されている。今年の1月11日に急逝された、グラフィックデザイナー福田繁雄の主要作品が展示されており、こちらも見ごたえあり。

いろいろなしがらみに縛られたり、憤懣やる方ない気持ちで、毎日の仕事をしている身にとっては、そういったものを忘れさせてくれ、良い刺激をもらえる、とてもありがたい機会。世界中から集まったポスターは、どれも素敵んぐなデザインで、たっぷりと眼福にあずかってきた。

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