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桜の見納めに五箇山まで

地元の平地はもう桜が散ってしまったけれど、お山の方の桜は、今がちょうど満開の時期。ということで、今年の桜の見納めに、桜が満開の五箇山まで。

五箇山の菅沼合掌造り集落に着くと、集落入り口付近にある用地池の一本桜が、大きく広がった枝に満開の花を付けて出迎えてくれた。

集落内にも所々に植えられた桜が満開で、春の五箇山もいい雰囲気。田んぼのあぜでは、つくしがグイッと背伸びをし、水の中では、卵から孵ったばかりの小さなおたまじゃくしが、元気いっぱいに泳いでいた。

五箇山までの行き帰りには国道156号線を通るのだが、山に入ってからも所々に桜の木があり、上の方の桜はちょうど満開で見頃の時期だった。このあたりは、旧国鉄バスの車掌であった佐藤良二が植えた桜で有名な「さくら道」。車で走りながら目にした桜も、氏の手による桜なのだろうか。

この日は、五箇山へ行く途中で、ゼッケンを付けて山道を走っている人に何度かすれ違った。どうやら、さくら道をたどり、名古屋から金沢までの約250キロを走る「さくら道国際ネイチャーラン」の参加者だったようだ。数十メートル走っただけで息が上がる身としては、250キロを走るなんて想像も付かない……。

私費で生涯に渡って桜を植え続けた佐藤良二にも、その道をたどって250キロも走るランナーにも、ほんと、頭が下がる思いだ。

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