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いつでも御車山祭を感じられる、高岡御車山会館

今年の4月に開館した「高岡御車山会館」。5月の高岡御車山祭には行けなかったので、近くまで買い物に行ったついでに寄ってきた。

高岡御車山は、国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定されている。これは京都祇園祭など、全国で5件指定されている内のひとつ。その高岡御車山祭で曳き廻される御車山を通年展示し、祭りを伝えてきた文化と、御車山に凝縮された地元技術の紹介のために開館されたのが「高岡御車山会館」だ。

展示のメインは、吹き抜けの空間に展示された実際の御車山。7基ある御車山のうちのひとつを、4か月交代で順次展示するようだ。現在は、祭の巡行でも先頭を務める、通町の御車山が展示されていた。

また、高岡御車山の大きな特徴でもあるのが絢爛豪華な装飾。それらを作り上げた“もづくりのまち高岡”の工芸技術が、漆工・金工・染織の分野ごとに紹介されている。そういう家系だからなのか、こういうのは結構好き。

2階にあるシアターでは、祭りの準備から当日の祭りの終わりまでを追った映像が上映されていた。御車山のある山町の町民ならではの様子を追体験できるドキュメンタリーは、15分ほどの映像だが、見応えもあって面白かった。

子供のころから、地元の祭りといえば高岡御車山祭だったが、その文化や技術の詳細と知りたいと思ってもなかなかそういう機会がない。観光客だけでなく地元民のためにも、こういう施設は大事だと思う。

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