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富山が育んだ少年時代 ―小説・漫画・映画が描く疎開少年の長い道―

高志の国文学館で開催されている、開館記念展Ⅱ「富山が育んだ少年時代 ―小説・漫画・映画が描く疎開少年の長い道―」に行ってきた。高志の国文学館は、オープン時に訪れて以来、2度目の訪館だ。

この企画展は、全体が3部構成になっており、太平洋戦争の末期、富山県の田舎に疎開してきた少年の苦悩の日々と成長を描いた、三つの作品がそれぞれ紹介されている。

柏原兵三が、自らの体験をもとに書いた小説『長い道』。柏原兵三とほぼ同時期に、偶然にも隣村で疎開していた藤子不二雄Ⓐが、『長い道』を読んで感銘を受け、その小説に自らの体験を盛り込んで描いた漫画『少年時代』。そして、小説と漫画の両方を原作とし、篠田正浩監督・山田太一脚本で映像化された映画『少年時代』。

小説・漫画・映画という、別々の手法と表現者によって描き継がれた、ひとつの物語。それらがどういうきっかけで、どのような思いで生み出されたのかが、それぞれの作品の魅力ととともに紹介されており、とても興味深い企画展だった。

漫画『少年時代』は読んだし、映画『少年時代』も観たが、小説『長い道』はまだ読んだことがない。また、『長い道』の続編というか後日談にあたる『同級会』という短編小説もあるようだ。機会があれば、ぜひ合わせて読んでみたいと思う。

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